今週のドル円見通し&IMM日本円のポジションにも注意  トレードタイム

3/20 10:45

米ファンダメンタルズは強いが、高値掴みには注意

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■先週は、注目されたFOMCで予想通り、FF金利が0.75%-1.00%に引き上げられました。しかし、事前に予想された年4回の追加利上げ見通しが見えなかったことで、「噂で買って事実で売る」といった典型的なパターンとなり、112円台に下落することとなりました。

また、今月15日に米国における「超党派予算法」が期限切れとなり、翌日から米国連邦債務上限が復活しました。一時的に債務超過が回避できたものの、中期的には問題が残る格好となっていることもリスク選好を抑制させる展開となっています。


■今週は、G20財務相・中央銀行総裁会議が行われ、結果的には「反保護主義」を共同声明に明記できなかったことで、ドル安圧力がジワジワと重くのしかかり、今後の米国との2国間協議で貿易協定を結ばざるを得ない展開となることが予想されます。特に日米間では自動車や農業といった分野においては、警戒が必要であると思われます。

その意味では、米国株式市場が下り坂に入りだしてきたときに突然と、「日本円けん制」発言が飛び出す可能性があるので警戒は必要であると見ています。



■そして、為替市場の材料にはなりにくかったのですが、今週の大きな注目問題となるのが、23日に行われる学校法人「森友学園」における証人喚問が焦点になる可能性もあるという認識をもった方が良いのかもしれません・・・。

これまで支えてきたアベノミクスに亀裂が入りだす恐れがあり、株式市場でも警戒感が高まり、株安からのリスク回避の展開で円高方向に偏る恐れも視野に入れておきたいです。

また、西側では、4月のフランス大統領選挙やギリシャ追加支援問題への警戒感があるだけリスク選好を抑制する話題があるのも注意が必要です。



■一方、ドル円チャートをみると、今週も一度115円台に突入するもその後は下落する展開となり、結局レンジ相場となっています。
しかし、テクニカルでは、中期重要抵抗とされる100日移動平均線を引値ベースで下回り売り優勢となっています。

これは、ドルインデックスでも上記同様の展開となっていることもあり、ドル売り優勢が目立つとみています。また、IMM日本円でも売り越し幅は前週と比べ16,597枚拡大していることも、円買い材料になりやすいので、安易な買いには注意したいです。

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平野朋之 (ひらのともゆき)

株式会社トレードタイム代表取締役