米系大手証券、第4四半期実質GDP速報値を受けての今後の日本経済見通し
JPモルガン証券は20日付のリポートで、第4四半期実質GDP速報値を受けての今後の日本経済見通しについて、以下のような見解を掲載している。
JPモルガン証券は、第4四半期実質GDP速報値について「2016年第4四半期実質GDP成長率は、前期比年率1.0%増と4四半期連続のプラス成長となった。16年の実力(Fed の成長率見通しで用いられる第4四半期前年比)は1.7%と15年の1.1%から加速し、比較的高い成長率。日本の潜在成長率が0.5%~0.8%であることを踏まえれば、昨年の日本経済は堅調であったと評価できる。しかし、四半期別にみると、昨年は鈍化を続けた格好になり、年末に向かって加速をしていた鉱工業生産と企業調査とは様相が異なっており、景気判断を難しくしている」としている。
今後の日本経済見通しにつては「今年前半の日本経済には、(1)景気対策の効果、(2)外需の堅調さ、(3)円安に伴う企業収益の改善、という3つの追い風がある。このため、当社の今年前半の予想は年率1.5%程度と昨年後半の1.2%より加速するとみており、リスクは上振れと考えている。今後の下振れリスクは、海外経済と円高だと考えられるので、日銀の静観は当面続くだろう」としている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
JPモルガン証券は、第4四半期実質GDP速報値について「2016年第4四半期実質GDP成長率は、前期比年率1.0%増と4四半期連続のプラス成長となった。16年の実力(Fed の成長率見通しで用いられる第4四半期前年比)は1.7%と15年の1.1%から加速し、比較的高い成長率。日本の潜在成長率が0.5%~0.8%であることを踏まえれば、昨年の日本経済は堅調であったと評価できる。しかし、四半期別にみると、昨年は鈍化を続けた格好になり、年末に向かって加速をしていた鉱工業生産と企業調査とは様相が異なっており、景気判断を難しくしている」としている。
今後の日本経済見通しにつては「今年前半の日本経済には、(1)景気対策の効果、(2)外需の堅調さ、(3)円安に伴う企業収益の改善、という3つの追い風がある。このため、当社の今年前半の予想は年率1.5%程度と昨年後半の1.2%より加速するとみており、リスクは上振れと考えている。今後の下振れリスクは、海外経済と円高だと考えられるので、日銀の静観は当面続くだろう」としている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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