【2月21日予想】今日は電気・ガス業が狙い目?米国市場が休場で様子見ムード。= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2017/02/20 19:26

様子見ムード継続

*前日の値動き*
2月20日の日経平均は前日比16円46銭高となり、1日を終えました。
前場は外国為替市場での円高・ドル安で輸出関連株を中心に売られましたが、後場寄り付きは円高が一服し日本株に対する売り圧力が和らいで自動車や銀行株など主力株の一角に押し目買いが入りました。
ただ、20日の米国市場がプレジデントデーの祝日で休場とあって売り買いとも手控えられており、模様眺めムードが強まっています。


*為替相場の動き

一方、20日大引け後の為替は15時12分時点では1ドル=113円21~22銭と、前日17時時点に比べ21銭の円高・ドル安水準で推移しています。
欧州政治の先行き不透明感が高まったことでリスク回避目的の円買い・ドル売りが先行しましたが、日経平均株価の下げ止まりに合わせ上値が重くなり、また米国市場が祝日のため小幅な動きに留まりました。
この流れが続けば、21日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。



*為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○銀行(前週比+0.32%)
○保険(同+3.10%)
○電気(同-0.83%)
○ガス(同-0.83%)


※上記は、2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、
 あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。
中でも、電気・ガス業はここ1週間で下落していますので、
これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
これらの内容を踏まえ、2月21日のスタンスは【同水準となる】と予測します。
中でも、直近下落している電気・ガス業は統計的に見ても為替の影響を受けづらかったことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想