ハードブレクジット懸念緩和だが、ドル円は112円台!

著者:遠藤寿保
投稿:2017/01/18 10:04

マーケットコンディション

昨日のドル円は、114.17円で始まると、東京時間は、メイ英首相によるハードブレクジット懸念で軟調推移となる中、午後には、週末米WSJ紙による、トランプ米次期大統領の発言「ドル・人民元は高過ぎる」など材料に113.38円まで下落。ロンドン時間、ドル売り継続の流れで、ドル円は113円台を割り込んだ。NY時間、メイ英首相は、「EU単一市場の加盟は提案していないが、代わりに可能な限りのアクセスを目指す」と発言、また、EU離脱案の議会採決を表明したことなどが好感され、リスク回避ムードが緩和されポンドが反発。ドル円は一時113円台半ばまで反発するが、ドル安地合いも強く112.61円の安値を付けた。その後も軟調推移となり112.63円でクローズをむかえた。

ハードブレクジット懸念緩和だが、ドル円は112円台!

ハードブレクジット懸念は緩和されたものの、ポンド高/ドル安となり、ドル円は7日連続の続落で、112円台に突入した。とはいえ、英国のEU離脱は2年先となり、EUと英国の交渉やEU離脱予備国を考えると、リスク回避の円買いはくすぶり続けそうだ。トランプ氏のドル高懸念発言なども現れ、今週は、何があってもドルが売られやすい状況が続きそうだ。

☆戦略

様子見

注)本日の予想は1月18日10:15に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想