[1月18日版]【大幅安となる】日本株再び大幅下落、まさかの下落トレンド入りか?

著者:中原良太
投稿:2017/01/17 22:31

【日本株また大幅下落、まさかの下落トレンド入りか?】

1月17日の日経平均は大幅安となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
33業種中値上がりしたのは1業種もなく、
33業種全てが値下がりしました。

また、日経平均は前日比281円71銭安となりました。

18日は、再び円高が進行し、
為替レートは1ドル=113円5銭となりました。
(1月17日18時47分時点)

わずか1日で1円近くの円高進行となり、
日本株市場にとっては逆風となった様子です。

11月以降、トランプ相場で株価上昇が続いていましたが、
本格的な押し目に差し掛かったようです。

日経平均は心理的節目の19000円を割り込んでおり、
一旦は下値の模索に入りそうです。

11月以降の相場上昇が急激だっただけに、
チャート上では心理的節目も少なく、
落ち込んだ場合は、一気にストンと相場が落ちそうで怖いところです。

まだ「下落トレンド入り」という水準ではありませんが、
そうなった場合に備えて、相応のリスク管理をしておく必要があるでしょう。

また、ただでさえ地合いが悪い相場付きの中、
19日、20日にはそれぞれ大きなイベントが控えています。

19日のドラギ総裁会見、20日の米大統領就任式、
いずれも買い控えにつながる大きなイベントですので、

日本株の上昇は、今週いっぱいは難しいかもしれません。

再び円安が進行し、追い風が吹かない限り、
日本株が息を吹き返すのは難しいのではないでしょうか。

これらの状況を踏まえると、しばらく日本株は、
上値の重い状況が続くと考えられるでしょう。

相場の上昇があまり期待できない今の状況では、

値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で特に急伸している業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で急伸した業種別株価指数】
◯ 情報・通信業(前月比+1.55%)
◯ 空運業(同+1.36%)
◯ サービス業(同+0.70%)

以上の3業種については、直近の急伸もあり、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。

1月17日18時31分現在でCMEは対日経平均比-74円。
弱気な動きを続けています。

何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は下落へと動きそうです。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

1月18日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。

では、1月18日も1日、引き締めて行きましょう!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想