■来年度のきっかけは?
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■今年も本日を含めあと3営業日となりました。振り返ると、今年ほど政治的・経済的にも動いた年は久々のような気がします。
今の社会への不満をあらわにした選挙が物語っています。メディアの予想もことごとく外れてしまいました。それ故に相場も完全に真逆の展開となり、現在ではリスク選好相場になり、2017年に対して期待感あふれる年末を迎えようとしています。
■来年初めは、年末同様トランプラリー継続とみるのが正攻法と想定しています。
しかし、時間の経過とともに新政権発足、一般教書演説、予算教書発表と期待する政策の全容が明らかになるが、そのギャップがどの程度なのかがポイントになるとみています。
その意味でも、1年ぶりに利上げを行ったFRBもスタンスを決めるわけですが、現段階ではドットチャートの中央値を見る限りは年3回と変更されました。
これはあくまで予想でありそのときの情勢に応じて変更する可能性もあるので注意は必要です。
メディアの予想には年4回としている人もいるくらいですが、現実的には3回が限界とみています。というのも、4回行うには来年3月から行う必要があり、現実的にはそこまでの足元のインフレは起きておらず、難しいとみています。
となると、やはり6月くらいから始まるのではないかとみています。また、FRBの投票権を持つメンバーの変更もあるので、それ次第といったところもあります。
■いずれにしても、大統領選以降急激に上昇してきたドル円だけに、「ハイブリッシュ相場」は認めるものの、やはり今後の大相場を作る意味でも、時間的な調整は必要とみています。
■本日のドル円です。
本日はドル円でみるのではなく、ユーロドルに注目しています。
このユーロドルが4時間足でみるとボリンジャーバンドでのエクスパンションが始まっています。
1.05ドルを超えるレベルになれば、それまでのレンジブレイクとなり、一旦ドル売りが出る可能性もあるので注目しています。
■トレードは、「予想」しても、必ずしも当たるというわけではありません。
しかし、方向についていくだけで、大きな利益機会に遭遇することもあります。その為には、1つの通貨ペアのみを確認するだけでなく、多くの通貨ペアをみると、異なった動きをしている通貨ペアもあり、利益機会が広がります。
また、1回1回のロスカットに悩んでいるというのなら、市場を広げることも効果があります
例えば、売ったり買ったりするだけのトレードに加えて、個人投資家にも有利なオプション等も学ぶと、来年のトレードは劇的に変化をする可能性もあります。
■今年はサプライズの多い一年でしたが、ヤフーファインスでの情報提供は、本日が最後です。
来年度は、5日に再開をする予定です。
本年はひとかたならぬご愛顧にあずかり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。