◎欧米外為市場サマリー:ECB理事会経てユーロは下落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/09 09:04
 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=114円00銭前後と前日に比べ20銭強のドル高・円安。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0611ドル前後と同0.0130ドル強のユーロ安・ドル高だった。対円では、1ユーロ=120円97銭前後と同1円30銭強のユーロ安・円高だった。

 この日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、債券購入プログラムを17年12月まで延長する一方、4月から月額600億ユーロと200億ユーロ減らすことを決定した。この購入金額減少を受け、一時ユーロは1.087ドル台まで上昇する場面があったが、購入期間の延長でテーパリング(量的緩和の縮小)観測が後退。ユーロは売り優勢となり一時1.059ドルまで下落した。

 ドル円はユーロ売りドル買いが強まったことから、円は売られ一時114円37銭までドル高・円安が進んだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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