[12月9日版]【大幅安となる】日本株3連続上昇だが、ついに反落か?

著者:中原良太
投稿:2016/12/08 23:12

【日本株3連続上昇だが、ついに反落か?】

12月8日の日経平均は大幅高となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは31業種、
値下がりしたのは2業種となりました。

また、日経平均は前日比268円78銭高となりました。

8日はNYダウが高値を更新したこともあり、
これを受け、日本株市場全体が強い値動きとなりました。

夜にはドラギ総裁の会見が控えていましたが、
様子見ムードが強まることもなく、買いが先行しています。

本格的に18500円の節目を突破したので、
日本株市場の続伸を願いたいところなのですが・・・

ところが、円安進行や原油高進行がストップしつつあります。

8日16時19時点ではドル円レートは1ドル=113円63銭となり、
原油価格は1バレル=49.77ドルとなりました。

今までは円安進行や原油高進行が追い風となってきましたが、
今後はこの追い風が止み、一旦は利益確定が進行するのではないかと考えられます。

また、12月8日のドラギ総裁会見の結果しだいでも、
動意づく可能性も考えられるでしょう。

そう考えると、今後はやや値動きも荒れ、リスクが大きくなると考えられます。
よって、短期的には様子見しておくのも1つの選択かもしれません。

相場の下落が懸念される状況では、順調に値上がりしてきた銘柄ほど、
一旦、利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で特に急伸している業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で急伸した業種別株価指数】
◯ 証券、商品先物取引業(前月比+34.40%)
◯ 銀行業(同+28.07%)
◯ 保険業(同+27.91%)

以上の3業種については、直近の急伸もあり、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。

8日16時4分現在でCMEは対日経平均比-5円。横ばいの動きを続けています。

ただし、何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は反落へと動きそうです。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

12月9日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。

では、12月9日も1日、引き締めて行きましょう!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想