伊国民投票の影響は?
2日のドル/円は、米11月雇用統計の発表後に軟化。時間当たり賃金が予想外に減少(前月比)した事が響いた。もっとも、この日の下落幅は1円に満たず値幅も週間で最小。ポジション調整的なドル売りであった可能性が高く、本格的なドル安局面入りを示唆する動きではないだろう。
ただ、本日朝に投票が締め切られたイタリア国民投票は、出口調査で憲法改正に反対の票が多数を占めている模様で、リスク回避の円買いがやや強まっている。イタリアの政治混迷は今に始まった事ではなく、すぐに伊金融機関の健全性に対する不安が高まる訳でもない事から、リスク回避的な動きは続かないと見るが、欧州市場の反応を見極めたいところではある。なお、本日は米国で11月ISM非製造業景況指数の発表(24:00)が予定されている。
ただ、本日朝に投票が締め切られたイタリア国民投票は、出口調査で憲法改正に反対の票が多数を占めている模様で、リスク回避の円買いがやや強まっている。イタリアの政治混迷は今に始まった事ではなく、すぐに伊金融機関の健全性に対する不安が高まる訳でもない事から、リスク回避的な動きは続かないと見るが、欧州市場の反応を見極めたいところではある。なお、本日は米国で11月ISM非製造業景況指数の発表(24:00)が予定されている。