【10月26日予想】心理的節目1万7500円目前だが・・・

著者:西村剛
投稿:2016/10/25 23:49

一旦は利益確定売り

25日の日経平均株価は、
前日比130円83銭高17,365円25銭で引けました。

米ドル為替が1ドル104円半ばまで円安に進行し、
輸出関連株を中心に買い優勢で推移しました。


米国大統領選挙が近づいてきました。

世論調査では今のところヒラリー・クリントン氏がリードしており、
株式市場はヒラリー・クリントン氏の勝利を織り込みつつあるように思えます。

また、12月には日露首脳会談を予定しており、
日本とロシアの関係が改善されるとの期待感も出ています。

株式市場には楽観ムードが漂い始めており、
徐々にリスクオンできる態勢に戻りつつあると言えるでしょう。

2016年末までは、好調に推移する期待が持てそうです。


ただし、中期的なトレンドでは好調な株式市場が期待できますが、

急速に株価上昇し心理的節目の1万7500円まで迫っていることで、
利益確定売りが出やすくなっていると想定します。

よって、明日25日の日本株市場は、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。



なお、今週は3月決算企業の中間発表が本格化することから
一部の銘柄には好決算による資金流入が続いています。

相場全体は方向性の見えない展開が続きますが、
好業績銘柄は、相場全体の流れと異なる株価の動きが期待できるでしょう。

明日26日は「7974 任天堂」や「7751 キヤノン」等の
決算発表が予定されています。

投資家の注目度も高いことから、
これらの銘柄から目が離せないでしょう。

ぜひ、今週は、3月決算企業で好業績銘柄に注目してみてはいかがでしょうか。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想