午後:債券サマリー 先物は3日ぶり反発、20年債入札結果は順調

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/10/25 16:13
 25日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日ぶりに反発。この日は20年債入札が実施され、順調な結果となったことが買い手掛かりとなった。

 午前は米債券安が影響する場面もみられたが、日銀のイールドカーブ・コントロール政策から下値余地は限られるとの見方から売りは限定的だった。午後に入ると、20年債入札をこなした安心感から買いが流入。入札結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が7銭と前回(9月13日)の10銭から縮小し、応札倍率が3.49倍と前回の3.33倍を上回ったことで需要の強さが意識された。

 この日の先物12月限は151円77銭で始まり、高値は151円90銭、安値は151円71銭、終値は前日比14銭高の151円89銭。出来高は1兆9290億円だった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%低下のマイナス0.065%、20年債が同0.005%低下の0.370%、30年債が同0.005%低下の0.485%となった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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