[10月21日版]【大幅安となる】日本株急伸、ついに上昇トレンド入りか？

【日本株急伸、ついに上昇トレンド入りか？】

10月20日の日経平均は大幅高となり、１日を終えました。東証一部の業種別で見ると、全33業種中値上がりした32業種、下落したのは1業種となりました。また、日経平均は前日比236円59銭高となりました。

米大統領選テレビ討論会を通過し、クリントン候補優勢が揺るがず、20日はこれが買い手がかりに。再び円安方向へと動いたこともあり、日本株市場は、日中にかけて息を吹き返しました。

また、不動産販売計画達成の公算と報じられた野村不HDを主導とし不動産株が軒並み高となりました。これが日本株市場を大きく牽引する１日となりました。

一方、日経平均の上昇幅が「236円高」と、急激なことから、一旦は利益確定の売りが先行してもおかしくないか。このような状況では、順調に値上がりしてきた銘柄ほど利益確定のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ１ヶ月で特に急伸している業種は、以下の３業種です。

【ここ１ヶ月で急伸した業種別株価指数】
◯ 鉱業（前月比＋20.68%）
◯ 水産・農林業（同+11.30%）
◯ 石油・石炭製品（同+8.35%）

以上の３業種については、直近の急伸もあり、短期的には利益確定されやすいと考えられます。短期的な反落には要注意です。

20日20時40分現在でCMEは対日経平均比-51円。やや弱い動きを続けています。何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。この流れのまま、相場全体は反落へと動きそうです。急落する可能性も踏まえ、今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。10月21日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。

では、10月21日も１日、引き締めて行きましょう！