[9月27日版]【大幅安となる】日経平均209円安、これは暴落の予兆か?

著者:中原良太
投稿:2016/09/26 23:24

日経平均209円安、これは暴落の予兆か?】

9月26日は、先週までの日本相場の上昇とは反し、続落となりました。日経平均は前日比で209円46銭安。一方、業種別で見ると、東証一部の全業種33業種のうち、2業種が上昇。残りの31下落へと転じており、やや強い動きの銘柄も見られました。

9月26日は、欧米株安や原油安といった材料が嫌気され、日本株市場は大幅に下落へと転じました。さらに、米国大統領候補者のテレビ討論も控えることなどもあり、米国大統領選に絡んで様子見ムードが強まる可能性が考えられます。

そう考えると、まだまだ日本株市場は上昇材料に乏しい状況だと考えられます。このまま週明けも売り先行の状況が想定されますので、むやみな押し目買いは危険かもしれません。

今のように、大きな相場上昇があまり期待できない局面では、ここ1週間で急伸した業種には要注意。これらの業種は特に利益確定されやすいと考えられますので、安易に追いかけ買いしたくないところです。

【ここ1週間で急伸した業種別株価指数】
◯ 銀行業(前週比+3.54%)
◯ 医薬品(前週比+2.84%)
◯ 海運業(前週比+2.81%)

以上の3業種については、直近の急伸もあり、短期的には利益確定されやすい状況だと考えられます。短期的な反落には要注意です。

26日21時16分現在でCMEは対日経平均比-265円。やや弱含んでいることもあるため、翌日以降も続落へと動く可能性があるでしょう。このまま暴落につながる可能性も踏まえ、今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。9月27日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。

では、9月27日も1日、引き締めて行きましょう!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想