ドル円、経済対策規模で乱高下?!

著者:遠藤寿保
投稿:2016/07/28 09:44

マーケットコンディション

昨日のドル円は、104.64円で始まると、FOMC・BOJを控え105円前後で推移していたが、お昼に、「景気対策規模27兆円・50年債検討」の報が流れると、ドル円は106.54円まで急騰、その後、財務省が50年債に関して否定コメントが出ると、105.10円まで急落と荒い値動きとなった。ロンドン時間は、FOMCを控え105円台半ばで推移。NY時間、FOMCでは、政策据置。声明文は①雇用情勢の改善を確認し、②短期的なリスクの後退も明記。③カンザスシティ連銀ジョージ総裁は利上げを主張した。これを受けドル円は一時106.01円まで上昇後、105円台前半に失速し、105.30円でクローズをむかえた。

ドル円、経済対策規模で乱高下?!

経済対策規模が10兆円から20兆円との発表で上昇し6兆円との発表で失望のあと、27兆円、そのあと28兆円。最終的には、明日のBOJ後の来週8/2に発表で落ち着いた。これだけ過剰反応するのは、明日のBOJでの追加緩和に対する思惑が強いからである。明日、黒田総裁のオペレーションで今年の流れが決まりそうだ。

☆戦略

様子見

注)本日の予想は7月28日9:45に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想