日米金融イベントで仕掛けはあるのか?!

著者:遠藤寿保
投稿:2016/07/25 09:52

マーケットコンディション

先週末、東京時間は、日銀の追加緩和期待の後退や日経平均株価の反落威もあり、調整の円買い先行となり、ドル円は105.56円まで下押しした。午後には、日経平均株価が下落幅を広げるが、ドル円は105円台後半で推移した。ロンドン時間、英PMIの悪化によりポンドが下落。ドル円は、ポンドドル下落によるドル買いから、106円台で小動きとなり、その後日経平均先物の下落により105円台後半まで下押しした。NY時間、ポンドドル・ユーロドルの下落により、ドル買い優勢となると、ドル円は106.39円まで上昇し、106.17円でローズをむかえた。

日米金融イベントで仕掛けはあるのか?!

今週は、いよいよ日米金融イベント(7/27・FOMC_7/29・BOJ)となる。日経平均株価が16,000円台後半で、伸び悩んでいるが、ポケモンミクスの影響でにわかに盛り上がってきている。先週、黒田総裁のインタビューで、ヘリマネの否定によりBOJの追加緩和期待は後退しているが、このタイミングでの追加緩和は、株式市場での日経平均株価17,000円突破・ドル円の110円台に起爆材料になる可能性は高く、最大効果となるのではないか。GPIFの内容公開を7/29に控え、黒田総裁が仕掛けるかどうかに注目したい。

☆戦略

買い

注)本日の予想は7月25日9:50に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想