[6月29日版]【大幅高となる】日本株停滞、これから大丈夫?

著者:中原良太
投稿:2016/06/28 22:13

【日本株停滞、これから大丈夫?】

6月28日の日本市場は、欧米株安や円高を受けて、大幅安の寄り付きとなりました。一方、日中にかけて戻しており、結果的には前日終値と殆ど変わらない水準にまで戻りました。日経平均は前日比で13円93銭高。業種別で見ても、東証一部の全業種33業種のうち、14業種が上昇しており、下落したのは19業種。全体的には弱気な動きが目立ちました。

日中にかけての戻りの理由としては、一部の市場関係者の間では、「公的年金資金の買いによる」ものという見方がされているようです。

15000円付近まで相場が下がると、すぐにリバウンドする局面が見られたため、追加金融緩和への思惑が強まっています。引け後も日経平均先物が買われており、このま上昇圧力が強まる可能性が高いと考えられるでしょう。

このような状況では、ここ1週間の暴落で、特に値下がりした業種に注目するのが良いでしょう。過度に値下がりした業種に資金を投入することで、今後の見直し買いなどが期待できます。

参考までに、直近1週間で大きく下落した3業種をご紹介します。

【ここ1週間で大きく下落した業種別株価指数】
◯証券、商品先物取引業(前週比-13.31%)
◯保険業(前週比-11.17%)
◯輸送用機器(前週比-10.43%)

以上の3業種については、直近の急落もあり、短期的には見直し買いが入りやすい状況だと考えられます。今後のリバウンドに期待したいところです。

29日5時59分現在でCMEは対日経平均比+237円。この流れのまま、相場全体はこのまま続伸へと動きそうです。もちろん、反落した場合も踏まえてリスク管理は欠かせません。ですが、本格的にリバウンドにつながる可能性も踏まえ、場合によっては押し目を狙いたいところ。6月29日のスタンスとしては、【大幅高になる】と強気で臨みます。

では、6月29日も1日、引き締めて行きましょう!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想