英国EU離脱の余波は!?

著者:遠藤寿保
投稿:2016/06/27 09:50

マーケットコンディション

先週末のドル円は、106.16円で始まると、早朝は事前世論調査が英国民投票で残留優勢と見られていたため、ドル円は106円台後半まで上昇。その後開票が進む中、離脱派がリードすると、ドル円は、一時、99.02円と13年11月以来の水準まで暴落し、その後は102円台前半まで値を戻した。ロンドン時間、ポンド暴落・円急騰に調整が入り、ドル円は103円台まで買い戻しが入った。NY時間、英国EU離脱に関するパニック相場は落ち着きをみせた。ドル円は103円を挟む展開から、米株がじり安となり102円台前半でクローズをむかえた。

英国EU離脱の余波は!?

巷の予想を裏切り、英国はEU離脱を選択した。パニック相場は一旦落ち着きを見せたが、問題はこれからとみる。英国のEU離脱による余波は継続となり、ポンドは暫くの間(約2年間)下落傾向となるだろう。ポンド安=ドル高という状況を考えると、日銀もむやみに介入は出来ないはずである。日銀介入の条件は、世界の主要株が下落し、ドル円が再度100円割れというところまでいかないと、大義名分がたたないおのではないか。暫くは円台か基調が続きそうだ。

☆戦略

売り

注)本日の予想は6月27日9:50に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想