米利上げは本質的にポジティブ材料=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2016/05/25 09:24

米利上げは本質的にポジティブ材料

昨日のドル/円は、アジア時間こそ弱含む場面もあったが、欧米時間は上昇基調となり110円台をあっさり回復した。米国の早期利上げ観測(6月もしくは7月)がドルを押し上げた格好だが、利上げ観測が高まる中で欧米株価が上昇してリスク選好的な円安が進んだ点も見逃せない。

「米国の利上げは本質的にポジティブ材料」との見方が市場に広がり始めたようにも見える。こうした動きが続けばドル/円の上値余地も広がると見るが、それだけに本日の欧米株価の動向が重要となろう。値動きとしては20日高値110.586円をクリアできるか注目される。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想