[5月24日版]【大幅安となる】日本株反落、これから大丈夫？

【日本株反落、これから大丈夫？】

5月23日は、急激に相場が落ち込む展開でした。日経平均は前日比で81円75銭安。大型株は急落に。業種別で見ても、東証一部の全業種33業種のうち、22業種が下落へと転じました。今までのリバウンドも一服し、相場全体が下落しています。

この背景としては、G7の足並みが揃わず、中央銀行総裁会議の内容が期待はずれとなったことから、利益確定の売りが強まりました。制作期待もあったものの、日中通して前日終値を上回ることはありませんでした。多くの投資家が様子見・売りの姿勢を保っており、弱気な進行だったと言えるでしょう。

今後は伊勢志摩サミットも控えていることから、市場に資金が流入する展開は考えづらいかもしれません。そう考えると、これからは、一度は利益確定の波が強まり、更なる続落となるリスクも考えておくのが賢明でしょう。安易な追いかけ買いは手控え、しばらく静観しておくのが良いかもしれません。

このような状況では、短期的に急伸した業種には要注意。これらの業種は特に利益確定されやすいと考えられますので、安易に追いかけ買いしたくないところです。

ちなみに、ここ１週間で急伸している業種は、以下の３業種です。

【ここ１週間で急伸した業種別株価指数】
◯ 海運業（前週比＋8.11%）
◯ 銀行業（前週比+5.73%）
◯ 証券、商品先物取引業（前週比+4.29%）

以上の３業種については、直近の急伸もあり、短期的には利益確定されやすい状況だと考えられます。短期的な反落には要注意です。

23日19時04分現在でCMEは対日経平均比-75円。この流れのまま、相場全体は続落へと動きそうです。急落する可能性も踏まえ、今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。5月24日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。

では、5月24日も１日、引き締めて行きましょう！