大イベントを控えて

著者:田村祐一
投稿:2016/05/23 19:13

様子見ムード漂う

23日の日経平均株価は、
前日比81円75銭安の16,654円60銭で引けました。

米ドル為替が1ドル109円台と円高に推移したことで、
輸出関連株を中心に売り優勢で推移しました。

また、3日連続上昇が連続していたことから、
その反動で利益確定売りが出たと言えます


今週の相場は、伊勢志摩サミットを控えて小康状態となっており、
サミットが終了するまでは、今のような小幅な値動きが続くと想定します。


なお、24日の日本株市場も伊勢志摩サミットの開催を控えて、

積極的な買いは入りにくいと想定し、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。


■気になるのはマザーズ指数

直近の東証マザーズ指数を確認すると、
5月に入り1200ポイントから約10%下落しています。

終値ベースで、25日移動平均線を下回っている状態が継続しており、
短期的な視点では、下落トレンド入りした可能性があります。

下落トレンド入りする一歩手前といった状況です。


早い段階で上昇トレンドに戻ればよいのですが、

仮により一層の下落し続けた場合や、
伊勢志摩サミットで期待されているような政策が発表されなければ

株価が暴落する可能性もあることには注意が必要です。


過度なポジションを取るのは危険です。

・運用資金を一部をまわす
・特に株価上昇期待が強い好成長銘柄だけに厳選投資する

等を行いリスクを下げる動きをとることが重要だと考えます。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想