好材料がなかなかでない中では・・・

短期のトレンドは下向きか

8日の日経平均株価は、
前日比184円71銭高の17,004円30銭で引けました。

米ドル為替が円安に進行したことで、
本日は買い優勢で推移しました。



8日の日経平均株価は上昇しましたが、

原油価格や中国経済への懸念は根強いことから、
トレンドは下向きであることは変わらないでしょう。


また、日経平均株価は5日に1万7000円を割り込んで引けていることから、
短期的には1万7000円が上値抵抗線となる可能性が高いでしょう。


以上から、9日の日経平均株価は、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。


【当面の株式市場の傾向は？】


日銀のマイナス金利導入前の
日経平均株価の水準についに戻ってしまいました。

直近の株式市場は、投資家が非常に慎重な行動をとっており、
少しのマイナス材料で、大きなプラス要因も吹っ飛ぶ相場です。

日銀が市場が全く想定していなかった追加緩和をしても、
すぐにその効果が打ち消されてしまうといった具合です。

中国経済への懸念と、原油価格が下げ止まらないことが解決しない限りは、
プラスの材料はすぐに市場に織り込まれてしまうと言えるでしょう。


このような状況下では、

「利益を出そう」という考え方はとても危険であり、
「いかに資産を守るか」かがとても重要になってきます。

運用資金を平常時の3分の1に減らす、
上昇が期待できる銘柄に厳選投資するなどして、

リスクを下げる動きをとることが重要でしょう。

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