ドル円下げ渋り?!

著者:遠藤寿保
投稿:2016/02/08 09:33

マーケットコンディション

先週末のドル円は116.77円で始まると、東京時間は、日経平均株価が4日連続で軟調となる中、ドル円は米雇用統計を控え116円台後半で小動きとなった。ロンドン時間に入っても米雇用統計を控え116円台後半で推移継続。NY時間、1月米雇用統計で非農業部門雇用者数は、予想19.0万人に対し結果15.1万人と下振れすると、ドル円は116.27円まで売り込まれた。しかし、失業率は予想5.0%に対し結果4.9%、平均時給が予想0.3%に対し0.5%と強い数字となった事で、ドル円は117.43円まで反転。その後、NYダウ平均や日経平均先物が下落すると、ドル円は116円台後半に押し戻され116.89円でクローズをむかえた。

ドル円下げ渋り?!

先週末の米雇用統計には、微妙な反応である。雇用者数が15.1万人とネガティブにもかかわらず、116円台前半で下げ渋りをみせた。本来、売り方が優勢であれば、プラス材料は無視してマイナス材料に食いつき115円台突入というのが、通常のパターンだが「売りきれない何か」があるような気がする。ここは、浅めのストップでの買い場かもしれない。

☆戦略

買い

注)本日の予想は2月8日9:40に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想