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週末まとめ -10/18/2008-

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★アメリカ
週間では、ダウは+4.75%、ナスダック指数は+3.75%、S&P500は+4.6%でした。先週の20%近い下落から反発はしましたが、戻りは鈍かったです。日々の動きは相変わらずボラティリティの高い状況が続きました。月曜日は、欧米各国政府が金融危機へ迅速な対応をし始めたのを好感し、ダウは+936ドルと史上最大の上昇幅を記録。火曜日は、-76ドルと小幅安。水曜日は悪い経済指標を嫌気し-733ドル、木曜日は理由はよくわかりませんが+401ドル、金曜日は-127ドル。引け値では小幅な動きの日も日中では数%上下することがザラでした。VIX指数も高値を更新し、80超えを記録しました。

今週発表された経済指標は、多くが醜悪な数字でした。小売、製造業関連、建設、雇用、いずれもひどい数字です。ただ、木曜、金曜は醜悪な数字を受けて株式市場はいったん大きく売られるも、そこから切り返して行って、この程度の景気悪化は織り込み済みなのか?と思わせました。まあ、木曜はヤフーの急騰、金曜はバフェット氏の米株買い宣言(http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/2008/10/blog-post_4485.html)と特殊要因があったのですが。バフェット氏も言っているように、景気の底打ちよりも株式市場の底打ちが早くくるので、半年後~1年後に景気が底打ちするなら、株式市場は今が底の可能性もあるわけです。

今週は欧米で、公的資金注入を含む金融危機対策が続々と出てきました。欧州各国は、以下の資本増強以外にも銀行間取引の政府保証も行います。
アメリカ:計2500億ドルを注入予定。その半分を大手金融機関9行に。
イギリス:370億ポンドを、大手3行に注入
ドイツ:計800億ユーロを注入予定
フランス:計400億ユーロを注入予定
スイス:UBSに60億スイスフランを注入。

木曜、金曜に、経済指標の割に株式市場が売られなかったのは、凍りついていた短期金融市場、クレジット市場が解け始めたのも一因かもしれません。高止まりしていたTEDスプレッドは下がり始めています。各国の金融危機対策が効いてきているのだと思います。

今週は大手企業の四半期決算発表が相次ぎました。citiやJPモルガンなどの金融機関では、住宅ローンに加えて、クレジットカード事業の悪化も目立ち始めています。実体経済が悪化すれば、信用コストは増大します。IBM、グーグル、コカコーラなどは悪くない決算でした。

キャタピラーの月次売上(http://www.cat.com/cda/files/835225/7/ArcheiveAug2008.pdf)見ると、7月以降、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が急に落ちています。中東のオイルバブルが弾けちゃったのでしょうか。もしくは東欧あたりか。しかし、ドバイの超高層ビルとかちゃんと完成するんですかね。ドバイ自身はオイルが大量に出るわけではないですが、ドバイに流れ込んでいるマネーは、周辺産油国のじゃぶじゃぶオイルマネーですから、今の資源安はかなり厳しいはずです。あと、EMEAは落ちているけど、APが強いのが気になりました。アジア新興国経済はまだまだ強いのかな。それともオーストラリアか。

年内の株式市場の動きを予想すると、11月はファンドの解約などで軟調なことが多いので、12月に底入れ説でどうでしょう?まあでも、株価指数ベースだと今年来年はあまり良いパフォーマンスにならない気がします。景気敏感株、特に重厚長大なところが足を引っ張りそうです。鉄鋼とかインフラとか、2003年以降のゴルディロックス経済の中心産業で大きなブームになったので、回復も時間がかかるのではないかと思います。

10年、20年のスパンで堅い投資をしたい人にとっては、今の株式市場は買い場でしょう。買うんだったら、世界的ブランドの生活必需品。P&G、J&J、ネスレ、ケロッグ、クラフト、コカコーラあたり。もしくは、セクターETFのKXI。ディフェンシブへの逃避で株価がなかなか下がらなったのですが、最近の暴落でようやく下がってきました。過去の長期パフォーマンスだったら、石油、●●●ケアセクターも良いのですが、これらはファンダメンタルが変質していく不安感がありますね。セクター分散するんだったら、GE、ウォルマート、IBMあたりを入れても面白そうです。

この辺の長期投資の話は、ジェレミー・シーゲルの著書をベースにしています。
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784822244668
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784822244576
これらの本は長期投資家にとってはすごく良い内容だと思うのですが、知名度低いみたいですね。シーゲル本についてはエントリーを書こう書こうと思いつつ、なかなかきっかけがなくて・・・。私がくどくど説明するよりも、読んでもらった方が早いし。私も余剰資金が出来たら、長期投資枠をつくってこういう投資をやっていこうと思っています。とりあえず、この本に載っている、過去数十年の、現金、ゴールド、債券、株、のパフォーマンス比較は一見の価値があります。現金で持ち続ければ、長期では価値が大きく毀損する。ゴールドも投資対象にならない。

中期投資で、次の好景気の波を取りにいくのだったら、もう少し待った方が良いかもしれません。でも、金融相場期待で金融株を買うのはありかも。ダメージの少ない金融機関・・・ウェルズファーゴですかね。結局、バフェット銘柄。

短期、中期、長期、ごたまぜにして書いていますが、まとめると
・短期は、乱高下が続きそうだけど、やや上か?
・中期は、景気敏感株はまだ早そうだけど、金利敏感株はいけるかも
・長期は、優良銘柄は仕込み時


★日本
週間では、日経平均は+5.05%、TOPIXは+6.36%でした。連休明けの火曜日には、米株の大幅高を受けて日経平均も過去最大の上昇率を記録しましたが、木曜日には再び暴落し歴代2位の下落率を記録。ボラティリティの高い状況が続きます。オプションIV(予想変動率)も、見たことのない水準まで上昇しています。

業種別では、食品、医薬品、電力などディフェンシブ銘柄に買いが集まり、コマツや住友金属鉱山といった景気敏感株は弱い動きでした。相場全体の回復はまだまだ先、といった感じです。非鉄金属のDOWAは大幅な業績下方修正を発表しました。同業のところも今後、下方修正を出してくるでしょう。


★為替
円高が一服。週ベースでは主要通貨はあまり動きませんでしたが、醜悪な米経済指標の割にドルが結構強かったです。ユーロ圏の金融、経済が急激に悪化したので、ドルの方がまだマシってことなのでしょう。


★商品
全体的に下落。原油価格(WTI)は70ドル割れ。商品市場も結構な暴落をしています。景気が悪くなれば工業用コモディティの需要は落ちますからね。ついでに、バルチック指数も下げ止まりません。ドライバルク船は、鉄鉱石、石炭、穀物などを運ぶ船で、これらの荷動きが急激に落ちているということは・・・資源メジャー、特に鉄鉱石価格に強気だったところは来年ひどいことになりそうです。ゴールドは下落。信用不安が収まってきたのを表しているのかもしれません。


★今週の予定

20日(月)
 9月景気先行指数(米)
 TI、アメックス決算発表
21日(火)
 キャタピラー、アップル、3M決算発表
22日(水)
 マクドナルド、ボーイング、AT&T、アマゾン、ワコビア決算発表
23日(木)
 マイクロソフト決算発表
 信越化学決算発表
 8月住宅価格指数(米)
 新規失業保険申請件数(米)
24日(金)
 ファナック決算発表
 9月中古住宅販売(米)
 
登録日時:2008/10/18(21:19)

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このブログへのコメント

1~2件 / 全2件

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    2008/10/19(21:42)
    はじめまして
    みん株にコメントを書くのは約1年ぶりです。
    いつもNGTNさんの日記を拝見させて頂いていますが、
    資料の整理力、洞察力、人間性等、すばらしく、尊敬するとともに、深く感謝しています。
    NGTNさんやマーケットウイナーズの岡崎さん等の優秀な方が政府や日銀のアドバイザーにいれば日本の株式市場は現状のように酷くなっていないと思います。

    今までの私は、無知の為、ボロボロになりましたが、夜明けを期待し、自己流ですが、コツコツ勉強している状態です。
    その成果としては次の通りで、自分では大発見と思っています。くだらないと思われるかもしれませんが、勇気を振り絞って記載しました。

    ①日経225の月足のN計算値が10月10日のSQ値7992とぴったり一致しています。(18300-11691=6609 14601-6609=7992)よって底の可能性が高いと考えます。
    ②今回の暴落はでたらめな暴走だと思っていましたが、国際優良株だけをとってみると。1989年ごろからのバブル崩壊後の下落率と近似しています。但し変化のスピードは格段に速くなっています。
    ③政府や日銀の要人が誘導質問などで、失言(非協調発言等)すると下落がひどいです。
    ④今後は中国の出番のような気がします。国益の為、真っ先に協調姿勢を示し、大人です。
    今週GDPの発表を1日前倒しし、月曜にするようですが、期待できるかもしれません。
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    2008/10/20(00:55)
    ニッパチの星さん、

    はじめまして。コメントありがとうございます。
    褒めていただき恐縮です。私なんぞ、この世界では塵芥ですので、気軽に接していただけると有り難いです。

    国際優良株の下落率は、バブル崩壊の時の下落率と近似していますか。私は、日経平均の月足チャートを見て、ITバブル崩壊の時の下落(2000年 7月~2001年9月)と今回の下落(2007年7月~2008年9月)が似ているなと思いました。相場が崩れる時は、だいたい似たような動きになるのでしょうね。

    中国は、一番余力がある国ですね。今起こっていることは、アメリカから中国への覇権の移動、もしくは多極化・混沌の時代への突入だと思います。最近思うのは、今の中国の状況は80年代の日本の状況に似ていて、日本のバブルみたいなことが中国でこれから起こるのではないかということ。日本の失敗を見ているので何とかコントロールすると思いますが、高度成長期に外需で稼ぎまくった⇒通貨高・海外景気減速で外需が苦しくなってきた⇒金融緩和する⇒お金の向かう先は中国国内・・・となるとやはり似たようなことになるのではないかなと。

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