優利加さんのブログ

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イエレンFRB議長発言で円安・株高へ

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -22.05 @19,804.72, NASDAQ +16.93 @5,555.65)。ドル円為替レートは114円台半ばの円安方向での推移だった。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,546に対して、下落銘柄数は364となった。騰落レシオは99.61%となった。東証1部の売買代金は2兆2666億円。

TOPIX +14 @1,528
日経平均 +178円 @19,072円

TOPIXも日経平均も続伸した。トランプ氏のドル高けん制発言で円高が進行したが、イエレンFRB議長が1月18日の講演でドル高材料を提供して円高の動きをほぼ相殺した。円安を好感して主力の輸出関連株に見直し買いが入ったほか、株価指数先物を中心に売り方による買い戻しも入り、上げ幅を200円超に拡大する場面があった。イエレン議長は米利上げペースについて「2019年末まで年2、3回」と述べ、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが優勢になった。

トランプ氏が実際に打ち出す経済政策の効果はどうだろうか?財政政策の効果が出るとすれば、タイムラグがあるので2017年後半の可能性が高いが、そうなればドル相場は今年後半から上昇基調に戻る。財政政策の「期待」は終わり、その「効果」により実際に米国経済の回復が続けば、FRBの追加利上げも加わりドル高に拍車をかけ易い。但し、トランプ氏がドル高基調に不満を示す口先介入する可能性も高い。

日経平均株価ベースの予想PERは16倍半ばに上昇した。株主資本コストを8%とすると2%程度の経済成長率を前提とした計算となる。これは企業収益の改善をかなり織り込んだ水準であり、今後の上値余地とは乏しい。しかし、下げた局面では日銀がETF買いを入れるため、下値も限られる。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、銀行(2位)、水産・農林(3位)、パルプ・紙(4位)、輸送用機器(5位)、となった。


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