自動車部品の価格カルテルで三菱電機、日立に177億円の制裁金

[TAROSSAさん]

欧州連合（ＥＵ）欧州委員会は、自動車部品の価格カルテルを結びＥＵ競争法（独占禁止法）に違反したとして、三菱電機と日立製作所に対し、計１億3780万ユーロ（約177億円）の制裁金を科したそうです。

デンソーも加わっていましたが、カルテルの事実を欧州委に通報したため制裁金を免れたそうです。

 

制裁金の内訳は、三菱電機が１億1090万ユーロ、日立が2690万ユーロだそうです。

 

欧州委によると、３社の担当者は2004年９月から2010年２月にかけて、それぞれの事務所やレストランなどで密会し、自動車の主要部品であるオルタネーター（発電機）や始動モーターの価格を調整したようです。

欧州委は、カルテルの形成と運営自体は欧州域外で実行されたものの、これらの部品が欧州の自動車メーカー各社に販売されており、ＥＵの消費者に影響を与えたと判断したようです。

 

ベステアー欧州委員（競争政策担当）は「カルテルの打破は、欧州委が最優先で取り組む課題だ。欧州外でカルテルに関する会合が行われたとしても、欧州の消費者が悪影響を被っていれば、欧州委は調査する」と強調したそうです。

 

財務的な影響はあるでしょうが、それ以外に欧州での販売等に影響があるんでしょうかね。

 

6503：1,117円、　6501：586.1円、　6902：5,032円