優利加さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ2127件目 / 全3182件次へ »
ブログ

フォルクスワーゲン・ショックで市場が過剰反応

昨日の米国株は下落した(DJIA -50.58 @16,279.89, NASDAQ -3.98
@4,752.74)。米国でのフォルクスワーゲンのディーゼルエンジン規制逃れ(対象車1100万台)が判明し、日本が連休中にNYダウは400ドル近くも下落した。ドル円為替レートは120円を挟んで上下に動いたが、円高方向へ向かった。東証1部では、上昇銘柄数が193に対して、下落銘柄数は1,673となった。騰落レシオは64.49%へ急低下した。東証1部の売買代金は2兆7465億円。

フォルクスワーゲン・ショックにより日本が連休中にNYダウが500ドル近くも急落したことを受けて、TOPIXも日経平均も大きくギャップダウンして始まり、さらに下げて陰線で終えた。騰落レシオは64.49%へ急低下したが、経験則では景気後退時を除き、騰落レシオが70%割れは当面の底値圏に達した可能性が高い。引き続き、自力で稼ぐ力が強い銘柄を分割で少しずつ拾い集めたい。今回のフォルクスワーゲン・ショックとでも言うべき事件で、日本株も自動車及び関連部品メーカーをはじめとして大きく売られた。ディーゼルエンジンに経営資源を集中してきたマツダは6.8%安と大きく売られた。また、最近のダウンサイジング・ディーゼルエンジンには必須のターボを作っているIHIは8.7%も売られた。この事件を機にディーゼルエンジン規制が強化されるという連想ゲームの結果なのは分かるが、ちょっと動揺しすぎだろうと思う。しかし、これが恐怖に慄く群集心理だろう。

TOPIX
-35 @1,427
日経平均 -498円
@17,572円

33業種中、小売を除く32業種が下落した。下落率トップは、機械(1位)、非鉄金属(2位)、鉄鋼(3位)、電気機器(4位)、ガラス・土石(5位)となった。どれも景気敏感なシクリカル業種だ。


コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。