堅実さんのブログ

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定年後こそ真価が問われる11月18日(火)16時56分

 ふっと思った事がある。定年後こそ、その人の真価が問われるのではと。今は、定年後と言っても、何らかの目的があり、シルバー人材センターに、登録し、一日、6時間くらい働いている人が多いのかと思う。しかし、それはいろいろ、事情が有るのだろう。

 私の様な場合は、仕事が無い。幸運もあるが、贅沢は出来ないが、なんとか生活出来ることになった。なったというのは、結果としてそうなったのであり、これも偶然の重なりかと思う。


 わたしは、どういう訳か、遊びたいと思わないことが多い。よく、暇があったら何をしようかと思う人があるが、私の場合は、まず遊びではなく、まず、何かやってみようというのが、先に来ている。今でもそうだ。生活習慣が、そうさせている。よく、新聞などの宣伝で、ゆっくりと椅子にすわり、お茶とか、酒とかの写真を見る。それを見ると、そんな時間を浪費するのは、勿体ないではないかが、先にくる。まず遊びは、次なのである。また、こんなことをやっている人は、自らの可能性を伸ばせない人と思ってしまう。

 今日は、快晴なので、冬が来るまでの、このわずかな、温かみのあるうちに、運動だと思い。相変わらずの自転車で、女房と1時間程、畑道、田んぼ道を走ってきた。家の庭先で、柿が赤くなっているのが、とても綺麗だと思った。これこそ芸術だと思った。楽しみというものは、別に旅行などしなくても、身近にあるものと思う。菊の花が目につく。そして草が枯れだした。北風が強く吹く。日差しがとても明るい。秋は、明暗が夏よりも多くなる。


 田んぼ道では、牛糞の乾いたのが、あちこちに落ちている。刈取りの終わった、田んぼに肥料を撒いているのである。もう、稲はどこにも無い。稲荷神社でお参りをして、今度は風に向かって帰る。やはり、自然の力は大きい。こんな時の人などは、それこそ、大したものではない。風に吹き飛ばされる塵みたいなものだ。とてもこの風には、勝てないと思う。

 午後3時45分に家に着く。1時間ほど運動してきた。これくらいの運動しないと、これから先の老いた生活は、生きることすら難しくなる。動けることは幸せである。これが、老人ホームの生活では、なんとつまらないことかと思う。


 まめに動くことである。秘訣とは、これだけだろう。新聞でもそうだ。読書でもそうだ。読まなくなったら、それでその先はない。人のよっては、こんな生き方は魅力がないかもしれない。しかし、生活の指針などというものは、はるか彼方ではなく、身近な処にあると思う。


 定年後こそ、その人の真価が問われると言っても、定年後になったからそんなことを言っているのである。その人の生き方だろう。若くても、歳をとっても、その人の生き方だろう。 こんなことを書いているうちに暗くなりだした。16時53分。秋の夕はすぐ来る。

 



 



 



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