暁投資顧問さんのブログ

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平成26年4月8日(火) 雑感

日銀会合では追加緩和無し。
大引け後の黒田総裁の会見でも踏み込んだ発言はなかった。
マーケットは催促しているようだが、消費増税の影響の大きさもまだ見えず、
どう考えても現時点での追加緩和発表には無理がある。
こうした展開は誰しもが予想していたはずだが、実際に追加緩和が無ければ下がる。

なぜ下がる?それは日銀会合前に期待で煽られ無駄に上昇する為だ。
2月、3月、いずれの日銀会合の際も今回と同じような動きとなっている。
こういう事は考えても意味の無いことなのだが、
イベント前後に市場心理に影響を与える仕掛け的な売買が行われているのかも知れない。

今、米国市場はNYダウ、ナスダックともに軟調な動きとなっている。
グーグルを筆頭としたIT関連銘柄、バイオ関連銘柄の下げが顕著だ。
グーグルが議決権のない株を発行した事が下落の切っ掛けになったという声もあるようだ。

その他の下げ要因として投資会社バーチュ・ファイナンスの上場延期が挙げられる。
この会社は超高速取引(HFT)を行う投資会社なのだが、開示資料によれば2009年から2013年まで取引を行った1238日のうち損失が出たのはたった1日だけだったそうだ。

これは異常と言わざるを得ない。
奇遇にもこの記事が出たあたりから米国市場の動きが冴えない。
バーチュ・ファイナンスには証券監視委員会やFBIの調査が入るそうだが、
超高速取引(HFT)に今後何らかの規制が掛かるかどうかに注目だ。
東証が少し前に銘柄の値幅を細切れにしたのは、HFTをやりやすくするためとしか思えない。
今問題になっているHFTを規制するどころか、東証は歓迎しているようだ。
東京市場には魑魅魍魎が跋扈していると割り切って、どう乗りこなすか考えたい。
しかし、東証さん・・・あまりやり過ぎると市場参加者が減って自縄自縛になりまっせ。
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