木下 晃伸さんのブログ

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【投資脳のつくり方】東芝、原子燃料工業を買収

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みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。

●大雨

今日はジメッとした天気でした、、、
汗ばみ、クーラーで冷え、そしてまた汗ばみ、クーラーで冷え、、、
取材するときに、タオルが欠かせなくなってきました。

それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。

本日もよろしくお願い申し上げます。

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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.東芝、原子燃料工業を買収

2.オイルマネーに関心再び、騰落レシオ上昇

3.欧州、貸し渋り強まる

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1.東芝、原子燃料工業を買収

 ●東芝、原子燃料工業を買収、仏アレバに対抗
 ●原発機器からウラン鉱石まで一貫事業体制を構築
 ●日本発の「世界標準企業」の今後に期待

東芝は古河電気工業と住友電気工業が折半出資する
原子力発電用燃料会社、原子燃料工業を買収する。
東芝は昨年、豪州に次ぐ世界二位のウラン埋蔵国のカザフスタンで
ウラン鉱山の権益を取得。資源企業としての地位を確かなものにしている。

東芝の競合として挙げられるのは、フランスの大手原発メーカーであるアレバ。
原発機器からウラン鉱石の開発、燃料加工までの一貫事業体制の構築では
アレバが先行している。

しかし、東芝の戦略はアレバを追撃している。
同国国営原子力事業会社にWH株の約10%を譲渡して連携体制を築いた。
今回の買収で、原発事業の一貫体制を整えたことは評価できるだろう。

昨日もお伝えしたように、原料高によって
「川上」の商品価格は上昇していることから
川上企業への投資は魅力を増している。
その中でも東芝のように原発というこれから拡大していくエネルギー市場のなかで、
原材料であるウラン鉱石から原発機器まで一貫体制で築いている企業は
とくに魅力が高いだろう。

日本発の「世界標準企業」となる東芝には今後も注目していく必要がある。


2.オイルマネーに関心再び、騰落レシオ上昇

 ●原油高騰で株価好調
 ●騰落レシオ130を超える 
 ●投資家心理は、今年三度目の楽観へ

前週にNTTやソニーが急騰したのはオイルマネーが入ったからでは--。

原油高を背景にした中東系投資家からのマネー流入説が
株式市場で思惑を呼んでいるようだ。
実際、16日に米ゴールドマン・サックスが2008年後半の予想原油価格を
1バレル=107ドルから141ドルに引き上げたことも
拍車をかけたと日本経済新聞は報じている。

こういった記事はやや慎重に読んだ方が良い。
世界のマネーフローの流れは、読み解きづらいものであり、正直誰も分からない。

さらに投資家の心理を表す騰落レシオも
20日の東京証券取引所第一部の騰落レシオ(25日移動平均)が
136ポイントと、4月22日(130.28%)以来の水準に上昇した。

騰落レシオは、投資家の心理を見るうえで非常に重要な指数だと考えている。
130を超えたのは今年三度目にあるが、
130前後になったときは投資家が楽観的であり、
売りタイミングを示唆していると考えられる。
オイルマネーによる急騰があったものの、
少し目先は慎重に考えるべきではないだろうか。


3.欧州、貸し渋り強まる

 ●IT(情報技術)機器活用のあり方に危惧
 ●一方通行になりがちなメールでの議論
 ●『ウチの会社』という言葉に込められる連帯意識を大事に

欧州中央銀行(ECB)によると、
今年1―3月期に基準を厳格にしたユーロ圏銀行の割合は五割と、
約5年ぶりの高水準になった。
企業の借り入れ需要も約3年ぶりに減少基調に転換。

日本でも2000年前半に金融機関が不良債権に苦しんだ際、貸し渋りが起きた。
その後の日本の景気がどうなってしまったかは、私たちがすでに経験している。
新聞を開けば悪いニュースばかり。
暗雲が立ちこめ、人の心は沈んでしまった。

つまり、貸し渋りは巡り巡ってデフレを引き起こしてしまう。
日本の景気を大きく悪化させた経験がある私たちは、
これから同様のことが欧州でも起きる可能性があると言われると
しっくりくるのではないか。

今のところ好調な欧州景気。
日本企業もソニー、松下電器産業、ダイキン工業のように
欧州で大きく稼いでいる企業は多い。

しかし、欧州の景気悪化の状況によっては、
日本企業の業績にも大きな影響をおよぼす可能性がある。
外需企業の株価は、一旦小休止の可能性があると思う。


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