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オランダの農業が強い理由(WBS vs 堤未果)

7/19(木)WBSにて、TPP遂行に伴う日本の農業のあり方について、

オランダが参考になるし、日本もそういう工夫をし出している団体があると報道があった。

 

この番組だけみれば、その通りに思えようが、

堤未果の書籍を読んでいるオイラには、この報道はかなり一方通行で不十分なものに思える。

 

★「(株)貧困大国アメリカ」

 堤未果著 岩波新書 760円+税

 

この書籍の第3章は、「GM種子で世界を支配する」というタイトルで、

イラク、インド、アルゼンチン、ハイチで生じた農業の悲惨な状況、

NAFTA絡みでのメキシコ農業の没落ぶり、米韓FTAにおける韓国農業の危機などが

詳細に語られていたからだ。

 

これらの国々が農業で失敗した要因として、

筆頭にあげられるべきは、遺伝子組み換えGM種子の対処を誤ったからといえる。

 

いったん使用してしまったGM種子、

それを続けるためには未来永劫特に渡る許使用料の支払いとGM種子の買い付け、

数年後に訪れる耐性農薬による生産量の大幅な減少と使用農薬の増加が、

なんといっても祟っているのだ。

 

オランダが何故に理想的に思える農業体制を講じられるのかといえば、

ひとえにEUが、「GM規制」を施行しているからなのだ。

 

それから他の章では、大企業による集約化農業がもたらした大きな弊害について、

米国内の農業・畜産に関して考察されているので、

日本の農業関係者は目を皿のようにして読むべきだ。

 

ひとことでいうと、甘言により農業従事者や参入者をたぶらかし、

設備投資による借金漬けにしたあげくに、

そのあとで送られてくる契約書にて不利な条件でだまし討ちにし、

揚がりを搾り取るという構図になっている。

 

結果的に、現場に従事している農家が儲かることは、これっぽっちもない。

農家の主権は打ち砕かれ小作人ばかりとなり果て、

まるで荘園時代を思わせるような状況になっている。

その結果、絶望した自殺者が絶えないという、

「必殺仕掛け人」にでてくる話のようだ。

 

でも米国に、中村主水はどこにもいない。

 

 

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    GM種子
登録日時:2013/07/19(01:05)

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