３月の全国百貨店売上高は前年比１．２％減・２か月ぶりマイナス

[agawaさん]

日本百貨店協会から３月の全国百貨店売上高概況が発表された。３月の売上高は店舗調整後で前年同月比１．２％減。２か月ぶりマイナスとなった。３月は中旬以降の気温上昇に伴って主力の春物衣料に動きが見られたものの、上旬の春物展開最盛期における天候不順が響いて通期では振るわなかった。暦の関係で日曜日が１日増加したこと、今年好調だったバレンタインデーと連動してホワイトデーのギフト需要に盛り上がりが見られたこと、物産展等の催事が比較的好調に推移したことなどのプラス要因もあったが、衣料品の不調に加えて、先行き不透明な景況感による消費マインドへの影響から、特に宝飾・貴金属等の高額品が引き続き大幅減となったこともあり、最終的には前年売上を割り込む結果となった。同時に発表された３月の東京地区百貨店売上高は前年同月比０．７％減。２か月ぶりマイナスとなった。