元祖SHINSHINさんのブログ

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安井かずみと加藤和彦と、なぜか「カジノロワイヤル」

5/10(金)未明、スナック門の扉を開くと、
見慣れないカップルの女性が、辺見マリの「経験」を歌おうとしていた。
あまりのタイミングの良さに驚いたオイラが思わずカラオケ画面に目を向けると、
作詞には、安井かずみとあった。

 

★「安井かずみがいた時代」
    島崎今日子著 集英社 1,700円+税 2013.02.28.第一刷

 

安田かずみがこの世に生み出した歌詞は、実に4,000にも登るのだという。
この書籍を読むと、日本歌謡界の歴史などの造形も深まってオモロイ。
内容は、安井かずみと加藤和彦に縁故のあった人物をインタビューしていきながら、
二人の関係や生活模様、生い立ちなどにスポットを当てていくというもの。

 

加藤和彦が自殺したとき、マエストロボナセーラに彼の名曲が探せないと書いたら、
すぐにTVでその曲が流されたので驚いたことがある。
その曲をユーチューブで探してリンクしようと思ったのだが、
またまた曲名を忘れるし、聴き探してみても目当ての曲が出てこない。
シャンソン風でおしゃれな名曲、CMソングにも使われていたような気がするが。

 

この書籍を読むと、夫婦って何なのだろうかとつくづく思う。

 

「人はいつだって孤独なものなの。
 たとえば、二人っきりで濃密な時間を過ごしているときにすら、
 そういう瞬間は訪れるものなの。あなたには、わからないでしょう」

 

シャーリー・マクレーンみたいな眼をして遠くを見つめながら、
百戦錬磨な魔性の横須賀女がオイラにそう呟いたのは、
もう随分と昔のことだ。
オイラにはこれが致命傷となって、それはもう「カジノロワイヤル」なわけ。
こんニャロメ。

安井かずみも加藤晴彦も、結局はそうだったっポイ。


 

http://www.youtube.com/watch?v=867iyhVFyEw

この映画は、きっと誰にもあるそんな甘酸っぱい過去を思い出させてくれるから、
あんなにもヒットしたのかもしれない。

 

PS:加藤和彦は京都伏見生まれで、安井かずみは青山霊園に眠るのだという不思議。
          今度青山に行ったら、安井かずみのお墓を探してみよう。

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