ユリウスさんのブログ

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オランダを貶める英語表現 -何故これほどまでに多いの? 

 先月の30日、オランダのウィレム・アレキサンダー国王陛下の即位式があった。TV報道をぼんやりみている時に、翔年は慶事と関係ない変な言葉の連想が脳裏を掠めました。それは「オランダを軽蔑する英語表現がやたらに多いのは何故?」という事でした。かねてから疑問に思っていたことなので、この機会にちょっと調べてみました。(慶事の直後のこの時期は相応しくないと感じる方、ご寛恕下さい)

オランダとイギリスの国旗

 最初に断っておきます。翔年はオランダもイギリスも、尊敬する気持ちこそあれ、貶める気持ちは全く持っておりません。調べた事実をここに書きますが、哀しいことにオランダ語の知識がまったくありませんので、ひょっとしたら英語圏から見た一方的な考えに陥っている恐れもあります。「オランダ側から見たらこうだよ」というようなご意見があれば教えて下さい。オランダ人がイギリス人をこき下ろしている言葉とかジョークとか見つかればもっと面白いんですが…。



Dutch=(名詞)オランダ人、オランダ語。(形容詞)オランダの これはまっとうな英語です。が、以下はどう考えても、悪い意味やマイナスイメージの言葉です。悪意が込められているように感じます。

Dutch courage = 勇気を出すために酒を飲むこと、酒でつけたカラ元気。
Dutch roll= 激しく横揺れしながら飛行機が8の字に飛ぶ迷走飛行。
Dutch treat = オランダ式のおごり方、つまり 割り勘のこと。(どうやらオランダ人をケチと言いたいらしいです)
Dutch acount = 割り勘。
Dutch pay = 割り勘。
Duch dating = 割り勘のデイト。
Dutch lunch = 割り勘の昼食。
Let's go Dutch = 割り勘にしようや。

Dutch uncle = 口うるさい人、厳しすぎる人。
Dutch wife = 竹夫人(籐か竹で編んだ籠、熱い地方の人が夜寝る時に抱いて寝る道具)転じて、妻の役割をする等身大の人形。
Dutch widow = 売春婦
Dutchman's nose monkey = テング猿

 よくもまぁ、これだけオランダ人をこき下ろすとは、イギリス人も大人気ない。しかし、歴史の定規を両国にあててよく見ると、イギリス人が何かにつけてオランダ人を悪く言うのは「出る杭は打て」という英国の国民感情が作用しているようです。17世紀に入って、オランダが実力をつけてきたため、商業や海外展開の上でイギリスのライバルとなったのですね。そのため、イギリスとオランダはことごとく反目敵視するようになり、追撃を受けている側のイギリスは相手にいわれのない蔑みの感情を抱くようになったのでしょう。 全く酷い話です。でもひょっとしたら、オランダ語の中にも、イギリスを悪く言う言葉があるのかもしれませんね。翔年はきっとあるのではないかと愚考します。

 それにしても国同士の付き合いはこれとは全然別。こんな酷い言葉を投げつけられたオランダはイギリス王室を新国王の就位式にチャンと招いており、イギリスの王位継承者・チャールズ皇太子と妻のカミラ公妃が出席されています。


(参考)
調べる過程で、当時先進国であったポルトガルの言葉が日本語になっているのがたくさん見つかりました。列挙しておきます。
アスベスト、アルカリ、インキ、エーテル、エレキテル、お転婆、オルゴール、オブラート、鞄、ガラス、コーヒー、スポイト、ピンセット、ピストル、マドロス、モルヒネ、モルモット

 


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登録日時:2013/05/05(17:37)

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