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UBICの決算を読み解く

2012.08.10


9日、引け後UBICが第1四半期決算を発表した。
売り上げは前年同期期比18.3%増と通期予想の同16.9%増を上回る伸びだったが、利益面は減益だった。すなわち経常利益は同21.8%減だった。これに対し、売り上げが伸びているからいいんだとか、減益企業にしてはPERが高すぎるとか、相反する見方が飛び交っている。

決算短信も言うように、ディスカバリ支援サービスでは、日本のグローバル企業が米国を係争地とする訴訟に巻き込まれるケースが急増、また対象国・地域も、米国から欧州、日本、韓国、台湾などのアジア諸国へ大幅に拡大している。

また「株主・投資家の皆様へ」では

「アジアで勝つ為にアメリカで勝つ」
米国におけるブランド戦略を強化、地位確立へ全力で取り組みます!

と、高らかに宣言している。

これまでも、たびたび書いてきたことだが、上記のように同社の事業は、現在まさにうけに入っており、受注が殺到しているという状況なのである。この意味で受注・売り上げのもつ意味は非常に大きい。

利益が減少したのには、いろいろな理由が考えられるが憶測を書いても仕方が無いのでやめる。ただ、例えば人員増、データセンター設置費用等、事業急拡大に伴う費用先行といったことがあろう。いずれにせよ、目先の利益が多少減ったからといって、こういう急成長企業で大騒ぎすることではないだろう。何より、会社は通期予想(増益予想)を据え置いているのである

同社の経常利益(単位100万円)は2010.3月期以降
▼222→1012→2286と激増、今期予想が2380のわけである。

成長力鈍化を言う向きもあるが、このように利益が激増(前期は2.3倍増!!)した後、一時的に足踏みすることは、急成長企業では、よく見られることである

そしてこれを踊り場にして、再度急成長軌道に復帰するのだ。

実際来期の経常利益を四季報は2800と予想している。

今大問題になっているLIBOR問題を持ち出すまでも無く、同社を取り巻く経営環境は、まさに順風満帆である。

この意味で、今期の成長鈍化も、次なる飛躍への準備ととらえるべきだ。

第1四半期をあれこれあげつらっていると、大局を見失うことになろう。

10日の株価が、どうなるか?
正直言って、読み難い。それ以前に、今さら読めても、大して意味もない。大幅安で寄るようなら、引け値は寄り値を上回ろう。狼狽売りは慎もう。来期、来来期を考えれば、時価のPERが高いなどという見方がでてくるはずもなかろう。遅くも1年後には株価1万円以上を信じて、どっしり構えよう。

8月10日 0時27分記


 

_______

 

ラッコのあとがき

 

まさに痒いところに手が届くという内容。

信用買いは絶対良くない。

やってもいいけど買い値揃えられるようにしとかないとね。
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2件のコメントがあります
  • イメージ

    はやぶさの目さん、こんにちは。

     

    何で寄り付きからあんなに安かったのか不思議です。

    ましてやStop安気配なんて有り得ない。

    ・・・といいますか、Hedgeに仕手やられたんですねぇ、信用買いが。

     

    ですから僕は平素、信用取引はNGだと云っているのです。

    限度枠いっぱい使っていると、

    ロスカットせずに嵐が止むまで待つ事もできないのですから。

     

    これで逆三尊形成ですね、Hedgeが欲張らなければ。

    それと後場、信用買い投げの制限時間辺り、

    再度大きめの押しがあるかどうかですね。

    あとは気長に待つだけです。

     

    野村のフォローがまだ出てませんが、

    頼みますよー野村さん!って感じです(苦笑い

     

    ラッコ

     

     

  • イメージ
    はやぶさの目さん
    2012/8/10 10:53

    おはようございます。
    はやぶさの目です。

    仰るように 黒字急成長企業の場合 税金一っでも先払い(予納金)の 当期負担が発生し 他にも直接 間接経費の増大は 当然予測されます。

    UBICのように 倍倍成長した会社は 設備投資の加減を冷静に判断しないと 成長のチャンスを失うか 過度に借り入れ投資を増やすと 将来負担を懸念します。

    今回の発表は自己利益のなかから 拡張設備投資をしたと解釈すれば 理にかなうのでは

    急成長企業は 設備投資はほとんど リースを含め借り入れが当たり前の中 減益しても設備投資するのは 経営哲学が健全な証と考えますね。

    恐らく 資産額は前期と比べて、今回の減益額より 増えているのでは