ユリウスさんのブログ

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『恩送り』 -恩返しよりオープンな考え方-

 「恩送り」という言葉を始めて知った。わが国には古くから、受けた恩に報いる「恩返し」という考え方は、広く行き渡っている。一般に恩を受けたのが「親」、「先生」、「先輩」など目上であることが多いと思われるが、その人に対して「恩返し」することが立派な行為であるという教えでしたね。ただこれは古い道徳臭が匂うし、ちょっと堅苦しい考え方のようにも感じます。(お返しの思想) もっと大らかなのが望ましいですね。

 では「恩送り」はどうか。
『利口な奴、立派な奴、健気な八つや九つで、親に代つて恩送り。お役に立つは孝行者、...(略)』(「菅原伝授手習鑑」寺子屋の段より)とあるように、必ずしも恩を受けた人に恩を返さなくても、誰か他の人に恩返しをしてもよいと言う考え方らしい。恩返ししたくても、親や教師はもうこの世に居ない場合もあって、そういう時に人はどうするか。受けた恩が深ければ、自然に「恩送り」の気持ちが湧くのが人情と言うもの。例え受けた恩の十分の一でも、世代を超えて恩返しをしたいという人が増えたらどうだろう。そういう人々がそういう心がけで恩送りを始めたら、今の世の中、少しは良くなる方向に動き出すのではないだろうか?

『(恩師などから)受けた恩を返すなんて、とてもできることじゃない。でも受けた恩をまた別の人に送り伝えてゆくことはできるんだ。そのことを「恩送り」というんだ (...)受けた恩に比べたら、自分は何分の一も返せないのに恩返ししようなどとはおこがましいかもしれない。だが、恩送りなら、小さなことから少しずつ、できることをやればよいし、それしかできないだろう』 -中村文昭著『非常識力。でっかいことを考える、カッコいい大人になれ! 』-


 「恩送り」と言う言葉に出会ってから、最近の新聞やTVで嘆かわしい事件を見聞きするにつけ、それを嘆いたり、怒ったり、糾弾したりするだけでは、あんまり世のために貢献していないのではないかと反省しましたね。ちょっとでも行動を起こすが大切と。


 そんなことをあれこれ思い巡らせていたら、こんな活動をしている外国の"Pay it Forward Foundation"(ペイ・イット・フォアワード財団)  をみつけました。
オフィシャル・サイトはここ。

ペイ・イット・フォアワードって何? (You tube 約7分48秒)
http://youtu.be/oP4PVaxnP88


 英語圏でも近年「恩送り」に相当する概念が、"Pay it Forward"  と表現されて認識されているらしい。

 読んでもいないし、観てもいませんが小説も映画もあるらしいです。
(参考)
キャサリン・ライアン・ハイド著『 ペイ・フォワード 可能の王国』
ミミ・レダー監督、同名の2000年作品


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登録日時:2012/07/15(15:48)

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