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バーゼル委:流動性基準の計算方法の修正で暫定的に合意

6月29日(ブルームバーグ):国際銀行監督当局は、現金化が容易な資産を金融機関が十分に保有しているかどうかを計算する方法について、実施を予定するルールが厳し過ぎるとの懸念に応えて、修正を行うことで暫定的に合意した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委員会はストックホルムで先週開いた会合で、国際的流動性基準である「流動性カバレッジ比率(LCR)」について話し合った。協議の非公開を理由に関係者らが匿名で語ったところでは、監督当局者らは、信用危機が再発した場合に銀行に何が起こり得るかについて前提を修正した。これとは別に英国の監督当局者は29日、イングランド銀行(英中央銀行)の資金供給のおかげで銀行が流動性バッファーを利用する余地が拡大している可能性があると指摘した。

関係者らによれば、LCR達成のためにどのような種類の資産算入を銀行に認めるべきかというさらに議論の分かれる問題では、銀行監督委は合意に達することができなかった。関係者の1人によれば、基準をどこまで厳しくすべきかをめぐって委員の間で意見が割れているという。

バーゼル銀行監督委が新たな銀行資本規制「バーゼル3」の一部としてまとめたLCR基準は、信用収縮を30日間十分乗り切れるだけの現金化の容易な資産の保有を金融機関に義務付けるもので、2015年の実施を予定している。銀行側は過度の現金の保有と国債の購入を求められることで融資の抑制につながりかねないと反論していた。

 

バーゼルは少しでも早く銀行の悪いところを先送りしないために厳しくしてきたのに皮肉なもんだ!資金がないからルール(規制を緩くする)を変えるみたい!金融システムが危ないことを認めている証拠である。

 

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