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吹き飛んだ6トン鉄塊を回収



【写真説明】クレーン船で小瀬川河口から引き揚げられる、酸化塔の一部とみられる鉄塊

(26日午前10時10分、山口県和木町和木)




 山口県和木町の三井化学岩国大竹工場で起きたプラント爆発事故で、三井化学は26日、爆発現場から北約700メートルの広島県境の小瀬川河口で見つかった、酸化塔の一部とみられる鉄塊(約6トン)を回収した。県警捜査1課と岩国署は鉄塊を押収、破断面の調査や付着している物質などを詳しく分析する方針。

 三井化学が26日午前にクレーン船を出し、鉄塊にワイヤを取り付けて水中から引き上げた。鉄塊が落下した周辺では5月4日に地元漁協による潮干狩りが予定されており、同社は有害物質が飛散していないか確認するために周辺の土とアサリを採取し、大阪工場(大阪府高石市)に送って分析を始めた。

 広島工大の八房智顕(やつふさ・ともあき)准教授(燃焼工学)は「多量の燃料物質が爆発すれば(6トンの鉄塊が)数百メートル飛んでも不思議はない。過酸化物(ハイドロパーオキサイド)が異常に生成され、一気に爆発したのではないか」とみている。

 酸化塔の南側付近で遺体で発見された社員の砂川翔太さん(22)=和木町=は、県警のその後の調べで頭蓋骨を骨折していたことが分かった。

【写真説明】クレーン船で小瀬川河口から引き揚げられる、酸化塔の一部とみられる鉄塊(26日午前10時10分、山口県和木町和木)

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