映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ダウ雲ぬけ

週末21日の日経平均は8678.89(-3.26)雲 転換線の下 基準線の上 ボリンジャー TPの上 MACD RCI頭打ち。売買高少なく、日足節目の近辺で模様眺め。ただし週足は転換線を割り込んでいる一方、バンドが急速に狭まっており、転換を示唆している。週足MACDは底打ちしており、好材料があれば上に離れる可能性もある。

ダウは11808.79(+267.01) 雲 基準線 転換線の上 ボリンジャー プラス2σの近辺、MACD はは上昇RCIは天井。バンドも広がっている。週足も基準線、転換線の上雲の上限11874のすぐ近辺プラスσの上まで上昇。目先はついに雲を抜け、中期ともチャート上は上昇基調となった。

ドル円は76.16 雲 基準線 転換線の下 ボリンジャーマイナス2σの下 MACD RCIは下降。持合を下に大きく離れた形。下ひげを引いているがバンドは広がっており、ドル下落の勢いはきわめて強い。

ユーロ円 106.0雲の下 基準線 転換線の上 ボリンジャープラスσの近辺MACDは上昇 RCIは下落。じわりと目先上昇基調になりかけているところ。

欧州危機が収まることを期待してダウは大きく上昇。もっともまだ商いは決して大きくなく、本当に危機が収まるのかどうか、まだ判然としないので待機している投資家が多いことを示している。しかしチャートの上では目先雲を抜け、上昇機運となっている。一方円高が急激に進んだ。ファンダメンタルズにはもとづかない動きとみられているものの、チャート上は下値の支えを失っており、介入などがないと、さらに円高にふれる可能性も残っている。東京には円高が重石になるので、すんなりダウを追いかけられるかどうかは疑問だが、欧州から好材料がでてくれば、東京も上にふれるかもしれない。

メルケル首相が水曜までにEUが危機への根本的な対処策を打ち出すことができると楽観的なコメントをだしたようだ。本当にそうかどうかは、内容を精査しないとわからない。EUの脆弱な経済的機構が背景となっており、イタリア、スペインといった大国のソブリン危機にまで広がっていることからみて、日本の長期停滞よりもさらに悪質で、これでピリオドを打てるというほど楽観はしにくい。だが、銀行の救済の仕組みが一応作られ、目先国際的な金融危機にならずに済むように思えれば、新たな危機が表面化してくるまでは、当面市場の目はアメリカの経済指標にもどってゆくだろう。
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