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健康寿命

 わが国は世界的な長寿国になって久しい。自分自身が高齢者といわれる年齢に達しているので、毎日否応なく高齢者に関する情報が目に入ってくる。文芸春秋2月号に『不老革命』-アンチエイジングの衝撃-のタイトルで、立花隆、茂木健一郎(脳科学者)、玄侑宗久(僧侶)、白澤卓二(順天堂大教授)、大内尉義(東大教授)の対談が掲載されている。
 雑誌によれば5人は「知の巨人」だそうだが、問題が問題だけにどんな知の巨人を持ってきても、問題提起か問題の入り口付近でウロウロするしかない。翔年は尊厳死協会に入っているぐらいだから、単に寿命を延ばすことには関心がないが、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)があるなら、長命も結構かと思う。そういう訳で、このエントリーでは対談で興味を感じた話題をピックアップしたい。

 
 まず、初めて知った興味深いことがある。それは「健康寿命」という言葉と女性は長寿ではあるが健康寿命は男性に比べて相対的に短いという事実。

 健康寿命はこう定義されている。
健康寿命=平均寿命 - 要介護期間
平成17年の厚生省発表の男性、女性の平均寿命データを当てはめて「健康寿命」を見ると
「男性」71.83歳 = 78.53歳 - 6.7年
「女性」76.39歳 = 85,49歳 - 9.1年

 平均寿命では男性より6.96歳長寿だが、健康寿命では4.56年と差が縮まっている。
なぁんだ、女はベッドで粘っているだけなのか。

 冗談を言っておれない切実な問題を感じさせられます。この数字は。病院のベッド数がたりない、介護施設が足りない、介護する人が足りない、介護保険料がああだ、こうだと大騒ぎしていますが、これらの施設の整備拡充を図るという事は、要介護期間の延長を目指すものでもありますから。
 
 これを知ると、玄侑氏の言葉は大きな重みをもって迫ってくる。
私は「老衰」とか「寿命」という言葉が説得力を持たなくなってきていることが最も恐ろしい。私は多くの「死」に立ち会っていますが、最近、身内を亡くした人が、「あの先生があの治療をしてくれなかったせいだ」という言い方をするようになりました。以前のように「寿命だったんだね」と死を受け入れられなくなってしまった。

 
 もう一つの医療の方向も翔年は大嫌い。それは補充療法というしかない健康維持方法。やれビタミン入りのなんとか、それ栄養剤のサプリメント、精力剤のなんやらかやら。カプセルや医薬品外飲み物が大量に売られている。加えて高齢者への「ホルモン補充療法」が実用化している。男性には男性ホルモン、女性には女性ホルモンを投与するのだという。そしてこれらの療法は当然のことながら、副作用をもたらす。
 よく知られているのは女性ホルモンの投与が子宮がん、乳がんをひき起こすこと。その他にも「動脈硬化を防ぐはずなのに悪化させてしまった」とか「知的機能改善に効果がなかった」といった臨床データが報告されるようになってきたとか。この種の療法が国中で行われているのだろう。


 もう一つ。性ホルモンにDHEAという副腎由来のホルモンがある。通常、このホルモンは年をとると低下する。その低下の度合いを大勢の老人からサンプリングすると限界点が120歳になるという。つまり、DHEAが高い人は長生きできるということになる。例えばご高齢の日野原重明院長や対談している立花隆氏はこれが大変高い数値だという。
 ところで、長命は遺伝的特質なのか優れた生活環境の為なのかというと、最近の研究では人の寿命を規定しているのは遺伝要因が25%、環境要因が75%であるという。性ホルモンはすべての活力の源だから、上のことは充分うなずける研究結果だと思う。

 ここまで研究結果を教えてもらったからには、後は応用問題です。長生きしたい人はサプリメントに頼ったり、補充療法に頼るより、DHEAという性ホルモンがでるようにすることだ。どうすればよいか、大人なら大体の見当はつくはず。

 翔年が密かに考えるヒント。例えば長命な俳人はこんな句を詠んでいます。女性の句の方が断然いいように思いますが、皆さんはどうですか?


羅や人悲します恋をして       鈴木真砂女(96歳)
湯豆腐や男の嘆ききくことも     鈴木真砂女

ゆるやかに着て人と逢ふ蛍の夜     桂信子(90歳)
きさらぎの風吹ききみはひとの夫    桂 信子

髪梳いて胡桃の栗鼠を待つこころ    稲垣きくの(82歳)


かたつむりつるめば肉の食い入るや     永田耕衣(97歳)

交る蜥蜴くるりくるりと音もなし      加藤楸邨(88歳)
蜜柑吸う目の恍惚をともにせり       加藤楸邨

※羅=うすもの
夫=つま
梳いて=すいて
胡桃=くるみ
栗鼠=リス
交わる=さかる
蜥蜴=トカゲ
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登録日時:2008/01/18(18:58)

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このブログへのコメント

1~2件 / 全2件

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    2008/01/21(00:56)
    こんばんは!ユリウスさん!

    >私は「老衰」とか「寿命」という言葉が説得力を持たなくなってきていることが最も恐ろしい。私は多くの「死」に立ち会っていますが、最近、身内を亡くした人が、「あの先生があの治療をしてくれなかったせいだ」という言い方をするようになりました。以前のように「寿命だったんだね」と死を受け入れられなくなってしまった。

    確かに、最近はそんな感じします。世知辛い世の中になったのか、老後の生活が見えない日本になってきたからなのか、日本人の心が弱くなってきているのでしょう。

    >もう一つの医療の方向も翔年は大嫌い。それは補充療法というしかない健康維持方法。やれビタミン入りのなんとか、それ栄養剤のサプリメント、精力剤のなんやらかやら。カプセルや医薬品外飲み物が大量に売られている。加えて高齢者への「ホルモン補充療法」が実用化している。

    メディアでの取り上げ方も半端じゃないですもんね。私もTVでホルモンの番組、観ましたよ。通販はじめ、その手の商品もよく売れているようですが、先日、薬剤師さんとの会話で、『患者さんに、この薬、副作用無いよね!』って、言われるのが一番困るのだそうです。

    >長生きしたい人はサプリメントに頼ったり、補充療法に頼るより、DHEAという性ホルモンがでるようにすることだ。どうすればよいか、大人なら大体の見当はつくはず。

    いつまでも、恋をしたり、ワクワクドキドキする刺激が大切?ですね!そんな楽しい毎日を過ごせば、再生医療も不必要になりますね。女優の森光子さんも生き生きしてますしね。
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    2008/01/21(01:42)
    ぎっしーさん

    >ワクワクドキドキする刺激が大切?ですね!
    おっしゃる通りと思います。
    新しいものに対する好奇心、美しいものに感動する心が大切だと思っています。

    整形で皮膚の皺を伸ばしたとしても、心が干からびてしわくちゃではお話になりませんもの。

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