映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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目先なお苦しいが

13日の日経平均は9253.46(+40.87) 雲、基準線、転換線9408の下、ボリンジャーはマイナスσ9341の下 MACD RCIは下落。若干戻したが、転換線、マイナスσにも届いていないので、下落基調は変わっていない。 週足は基準線、転換線の下、雲の下限9001の攻防。

ダウは10303.15(-16.80)雲、転換線の下 基準線10363を割り込んだ。ボリンジャーはTPを切り、マイナスσ10248の上、MACD RCIは下降。勢いは強くないが、基準線を割り込み下落基調に転換しかかっている。週足もTPを維持しているが、基準線の下にでてきており、転換線10167が下の節目。

ドル円は86.17雲、基準線87.04の下だが、転換線85.79を回復。ボリンジャーはマイナスσ85.77の上 MACD RCIは底打ちしており、目先ドル買い戻しになっているが、下降基調の転換まではまだかなり水がある。

日経平均は少し戻しているが、目先なお下落基調。ダウも目先下落基調になりつつある。ドルも下落基調で目先はいいところがない。為替が円安に大きく戻しゆかない限り、日経平均は、当面週足雲の下限9001を守れるかどうか、厳しい展開が続きそうだ。

 ただ長期月足に目を向けると、ドル円は、長期の2007年7月からの下落トレンドラインと、85円の抵抗ラインとで三角保合をつくっており、数カ月先を頂点として、次第に煮詰まりつつあるようにみえる。一方ドル円の月足MACDは、2009年9月を底にシグナルが上昇してきており、これからみると円高は底をつけているように思われる。楽観は禁物だが、当面85円近辺は守れる可能性があり、数カ月先にどちらかに均衡が大きく破れるまでは、狭いレンジで煮詰まって動きが狭まってくるのではないだろうか。
 一方日本株も、ダウも2009年8月あたりで月足MACDは底をうち上昇してきており全体としては回復過程にあると思われる。だが月足RCIは下降しており、下降圧力がかかっている。このため日米ともMACDがシグナルに接近しているが、数カ月RCIの下降が続く間調整が続き、仮にシグナルを一時的にきっても、大きな趨勢ーシグナルの上昇傾向自体をとめることにはならないのではないか、と思いたい。
 チャートからは、全体として、ゆるやかな回復はつづいており、数カ月は足踏みするものの、なんとか回復の基調を崩すところまではいかないで反転するのではないか、ドル円も85円あたりは維持できるのではないか、と期待したいところだ。もちろん逆にこの水準を大きく下に割り込むと、シナリオ全体が崩れてしまう。
 他方ファンダメンタルズをみると、ドイツのGDP成長率が2.2%という記録的な高さであることが判明、ドイツを牽引役とするユーロ圏の成長がユーロ安に支えられて順調であることがわかった。成長が続けば、不良債権も減少して、金融危機の再発の危険は薄れていくはずである。やや楽観にすぎるかもしれないが、目先イタリアの国債の買い付けの不振などでユーロはまた売られているものの、ユーロ安による貿易拡大が、結局中長期には、ユーロ圏の経済を立て直すことになるのではないか。(ちなみに、ユーロドルはまだ底をつけているようにはみえないので、ユーロ安はまだ続く可能性が高い)一方問題は政策効果のきれたアメリカの住宅と雇用の動向であり、こちらは、どうも、自動車の販売台数、新築住宅販売、失業率などいずれも今ひとつ冴えない。回復のペースが鈍化しつつあることは否めない。しかし鉱工業生産や失業率のグラフを眺めても、アメリカ景気がなんとか底打ちして回復傾向にあるというトレンド自体はまだ変わっていないのではなかろうか。
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