フィリピン南部で日本人とみられる男性が武装集団に拉致される

[アジアさん]

　【マニラ福島純一】フィリピン南部のスルー州パングタラン島で１６日、日本人とみられる男性が武装集団に拉致される事件があり、警察が行方を追っている。

　警察当局の発表によると、誘拐されたのは、アメール・カタヤマ・ママイトさん（６３）で、自宅から日本のパスポートが発見されたが、本人のものかどうかまだ分かっていない。日本大使館に問い合わせ確認を急いでいる。


　誘拐された男性は、約６年前にパングタラン島に移住し医療活動を行いながら、旧日本軍が隠したとされる財宝探しを行っていたという。イスラム教に改宗しているとの情報もある。


　誘拐犯に関して警察当局は、スルー州を拠点とするイスラム過激派、アブサヤフに関連のある組織との見方を示したが、捜査活動に影響を及ぼすとして、首謀者の名前などは明らかにしていない。


2010/7/19 23:05