麦にゃんさんのブログ

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1月月例経済報告 景気判断6ヶ月据え置き

総論:景気は、持ち直してきているが、自律性に乏しく、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。
先行きについては、当面、厳しい雇用情勢が続くとみられるものの、海外経済の改善や緊急経済対策の効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待される。一方、雇用情勢の一層の悪化や海外景気の下振れ懸念、デフレの影響など、景気を下押しするリスクが存在することに留意する必要がある。


1.個人消費は、持ち直しの動きが続いている。

2.設備投資は、下げ止まりつつあるものの、このところ弱い動きもみられる。

3.住宅建設は、このところ持ち直しの動きがみられる。

4.公共投資は、堅調に推移している。

5.輸出は、アジア向けを中心に、増加している。輸入は、持ち直している。貿易・サービス収支の黒字は、横ばいとなっている。

6.生産は、持ち直している。鉱工業生産は、持ち直している。

7.第3次産業活動は、持ち直しの動きがみられる。
企業収益は、大幅な減少が続いているが、そのテンポは緩やかになっている。

8.企業の業況判断は、依然として厳しい状況にあるものの、全体として持ち直しの動きが続いている。

9.中小企業では先行きに慎重な見方となっている。倒産件数は、緩やかに減少している。

10.企業倒産は、緩やかに減少している。

11.雇用情勢は、依然として厳しい。

12.新規求人数はこのところ持ち直しの動きがみられる。

13.国内企業物価は、横ばいとなっている。消費者物価は、緩やかな下落が続いている。

14.消費者物価の基調を「生鮮食品、石油製品及びその他特殊要因
を除く総合」(いわゆる「コアコア」)でみると、緩やかな下落が
続いている。

15.株価(日経平均株価)は、10,500 円台から10,900 円台まで上昇した後、10,800 円台で推移している。対米ドル円レートは、91 円台から93 円台まで円安方向で推移した後、90 円台まで円高方向で推移している。
短期金利についてみると、無担保コールレート(オーバーナイト物)は、0.1%付近で推移している。ユーロ円金利(3ヶ月物)は、0.4%台半ばで推移している。長期金利は、株価の動向等を背景に、1.2%台半ばから1.3%台前半まで上昇している。企業金融については、企業の資金繰り状況は全体としては改善しているものの、中小企業を中心に依然厳しさがみられる。民間債と国債との流通利回りスプレッドは総じて横ばいとなっている。マネタリーベースは、前年比5.2%の伸びとなっている。M2は、前年比3.1%の伸びとなっている。

16.世界経済は雇用が悪化するなど引き続き深刻な状況にあるが、景気刺激策の効果もあって、景気は緩やかに持ち直している。

http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei.html
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