るきるきさんのブログ

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日々投資090917

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米国の続伸を受けて日本市場も高く始まりましたが、前場はほとんど動きなく揉み合いの展開。後場に若干売られる場面がありましたが、引けにかけて上昇し10400円台を回復する大幅上昇になりました。

今日の動きを見ているとマザーズなどは総崩れで個人資金の手仕舞いが見られるわけですが、鉱業、非鉄、一部の内需銘柄などにはしっかりと買いが入っていたようです。セクターごとに明暗を分けたと言いますか、何せ+173円の上昇ですので、株価が上昇することは不思議ではないのですが、連休を控えたこの時期に一体、どんな資金が買っていたかと考えると不可解といえば不可解な動きとは言えると思います。

米国の堅調さに関してはSQの要因が大きいと思うのですが、テクニカル的には下方トレンドを否定して上方トレンドに転換する可能性が出てきました。かといって、どこまで上昇するかという話になるとまずはSQ値である10500円、次は10600円、そして高値である10639円と抵抗線がひしめいており、円高などのマイナス要因やバリュー感のなさを考えれば、上値は重いという判断しかできないわけです。とすると、またもや方向性のないボックス相場か? ということになるのですが、ええ、もう勘弁してください。上でも下でもいいからさっさと動け(笑)。

昨日、深夜のNHK特集でリーマン破綻から1年、ヘッジファンドとか影響の足跡を辿るというような番組をやってまして、内容というのが元凶のひとつであって、あれだけ傷ついたヘッジファンドは何やかんやで既に復活してます。したたかに下落の激しい不動産を買い漁ってます。今度は生命保険を担保にデリバティブみたいな証券を作ってます。米国は規制をかけようとしてますが、かけたら米国から出て行って米国の経済対するインセンティブが薄れるので難しいです。いまだ世界中に傷跡を残しているのに金融だけが絶好調です。ヘッジファンドの社長の言葉、「今の株価は実態を反映してはいません。これまでのような経済の復興はムリ」 何ともアイロニーに満ちた番組でした(笑)。

いつだったかブログで、ほどなくヘッジファンドは復活すると思う、と書いたことがあります。実はこの問題は幾つかの重要な示唆を含んでいるわけですが、このあたりは置いといて、実態と乖離しているとヘッジファンド本人も思っているということが分かったのは収穫ではあります。まあ、無理している中での相場であることは明らかですので、気をつけて行きましょう。
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