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<静岡知事選>民主系・川勝氏の当選確実

<静岡知事選>民主系・川勝氏の当選確実 自公系坂本氏破る
7月5日23時19分配信 毎日新聞

静岡県知事選で当選確実となり支援者らと万歳をする川勝平太氏(中央)=静岡市葵区の事務所で2009年7月5日午後11時29分、内藤絵美撮影
 与野党が次期衆院選の「前哨戦」と位置づけた静岡県知事選が5日投開票され、民主、社民、国民新3党が推薦した静岡文化芸術大前学長、川勝平太氏(60)が自民、公明推薦の前自民党参院議員、坂本由紀子氏(60)ら3人を破り初当選した。与党は4月以降、名古屋、さいたま、千葉の政令市長選3連敗に続く主要地方選の敗北。12日投票の東京都議選に関し毎日新聞が4、5日に実施した世論調査でも民主党が第1党をうかがう勢いをみせており、与党内で衆院解散先送り論がさらに強まりそうだ。
 麻生太郎首相にとっては内閣支持率の低迷で「麻生降ろし」の動きが強まる中、静岡県知事選と東京都議選を乗り切って衆院解散・総選挙に踏み切りたいところだった。
 しかし、先月18日の知事選告示後、自身の「(解散は)そう遠くない日」発言などにより閣僚・党役員人事をめぐる与党内の混乱を招き、
選挙戦に水を差した。民主党側は元参院議員の出馬で支持層の分裂懸念を抱えていただけに、それでも坂本氏が敗れたことで、麻生首相の責任論が与党内で出るのは必至だ。
 同知事選は、4期務めた石川嘉延前知事が静岡空港の立ち木問題で辞職したのに伴い行われた。
 過去の知事選では空港建設の是非が繰り返し問われたが、6月に開港したことで政策上の際立った争点がなくなり、
衆院選の行方を占う「自公対民主」の与野党対決に注目が集まった。投票率は61.05%(前回44.49%)と有権者の関心も高かった。
 民主党は、京都府出身で、出馬表明が告示2週間前と出遅れた川勝氏の知名度不足を補おうと、鳩山由紀夫代表や菅直人代表代行、
岡田克也幹事長ら「党の顔」が入れ替わり静岡県入り。
 鳩山氏は、「一足先に静岡で『脱官僚・天下り』の社会を作り出そう」と繰り返し、衆院選で民主党が目指す政権交代と、
16年続いた官僚出身の前知事県政からの転換を重ね合わせる訴えを展開した。
 同党の元参院議員、海野徹氏(60)との候補者の一本化には失敗したが、「純粋無所属」を掲げる海野氏に対し、川勝氏は「民主党」を前面に押し出し、
全国的な民主党への追い風に乗って無党派層にも浸透した。
 対する坂本氏はポスターに「自民党」と印刷せず、政党色を薄める戦術をとった。細田博之幹事長や古賀誠選対委員長ら自民党幹部は街頭演説はせず、
県内の支持団体を回るなど水面下の組織票固めに徹した。
 代わって野田聖子消費者行政担当相、小池百合子元環境相ら知名度のある女性議員が応援に入り、「唯一の女性候補」を訴えたが届かなかった。
 共産党は新人の平野定義氏(59)を公認候補として擁立したが、出馬表明が告示8日前と出遅れたことなどが響いた。【松久英子】
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