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無法松の一生(6.5.18)12時39分

 人生劇場、王将、そして無法松の一生となります。


それこそ、無学で、喧嘩する男、無法松。陸軍大尉の吉岡の子供、敏雄を助けた縁で、松五郎は吉岡家に出入りするようになる。しかし、吉岡が演習中、風邪になり、やがて死んでしまう。松五郎は婦人と敏雄に献身的に尽くす。

 しかし、身分の違いか、婦人は松五郎には、ただの使用人としてしかみていない。

 そして、松五郎は、「ワシの心は汚い」と一言言って、彼女のもとを去った。その後、松五郎は酒に溺れ、遂に雪の中で倒れて死んだ。彼の遺品の中には、夫人と敏雄名義の預金通帳と、吉岡家からもらった祝儀が手を付けずに残してあった。それを見た婦人は、「松五郎さん、申し訳ない。」と言った。

 

無法松の一生 予告篇 

https://www.youtube.com/watch?v=tAd6-pDjn6Y 

 

(ウイキより)

『無法松の一生』(むほうまつのいっしょう)は、岩下俊作の小説。福岡県小倉(現在の北九州市)を舞台に、荒くれ者の人力車夫・富島松五郎(通称無法松)と、よき友人となった矢先に急病死した大日本帝国陸軍大尉・吉岡の遺族(未亡人・良子と幼い息子・敏雄)との交流を描く。

 


岩下自身はこの改題に長年難色を示していたものの、世の中の支持に従い後に『無法松の一生』と改題した。ただし、2022年現在も、出版されている各種文学資料本には『富島松五郎伝』と従来通り記述されている。

 

あらすじ

明治30年、小倉に無法松と呼ばれる人力俥夫の松五郎がいた。松五郎は博奕で故郷を追放されていたが舞い戻る。ある日、芝居小屋で仲間の熊吉と枡席でニンニクを炊いて嫌がらせをし、木戸番と喧嘩するが、土地の顔役である結城重蔵の仲裁で素直に謝った。松五郎は意気と侠気のある男だった。

 

松五郎は堀に落ちてけがをした少年・敏雄を助ける。敏雄の父親は陸軍大尉の吉岡小太郎であり、これが縁で松五郎は吉岡家に出入りするようになる。しかし、吉岡大尉は雨天の演習で風邪を引き急死した。夫人のよし子は、敏雄が気の弱いことを心配して松五郎を頼りにする。松五郎は夫人と敏雄に献身的に尽くしていった。

やがて敏雄は小倉中学の4年生になり、青島陥落を祝う提灯行列の日に他校の生徒と喧嘩をして母をハラハラさせるが、松五郎は逆にそれを喜び喧嘩に加勢した。その後敏雄は五高に入学し、松五郎とは疎遠になっていった。小倉祇園太鼓の日、夏休みのため敏雄が五高の先生を連れてきて帰省した。本場の祇園太鼓を聞きたがっていた先生の案内役をしていた松五郎は、山車に乗って撥を取り太鼓を打つ。流れ打ち、勇み駒、暴れ打ち。長い間聞くことのできなかった本場の祇園太鼓を叩き、町中にその音が響いた。


 

それから数日後、松五郎は吉岡家を訪ね、夫人に対する思慕を打ち明けようとするが、「ワシの心は汚い」と一言言って、彼女のもとを去った。その後、松五郎は酒に溺れ、遂に雪の中で倒れて死んだ。彼の遺品の中には、夫人と敏雄名義の預金通帳と、吉岡家からもらった祝儀が手を付けずに残してあった。

4件のコメントがあります
  • イメージ
    kouboudaisiさん
    2024/5/18 13:24
    こんにちは!いつもお世話になっております。
    >それから数日後、松五郎は吉岡家を訪ね、夫人に対する思慕を打ち明けようとする
    小倉生まれで玄海育ち~♪口も荒いが気も荒い~♬
    三船敏郎主演、村田英雄主題歌の映画のTV再放送を半世紀以上前に観た覚えがあります。坂東妻三郎主演のものは観ておりません。

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    堅実さん
    2024/5/18 14:09
    kouboudaisi    さんへ

    「それから数日後、松五郎は吉岡家を訪ね、夫人に対する思慕を打ち明けようとする
    小倉生まれで玄海育ち~♪口も荒いが気も荒い~♬
    三船敏郎主演、村田英雄主題歌の映画のTV再放送を半世紀以上前に観た覚えがあります。坂東妻三郎主演のものは観ておりません。」

    ありがとう、ございます。
    人生劇場、王将、無法松の一生は、どういうわけか、あこがれます。

    無法松は、とにかく、学問の、才能がない。喧嘩っ速い、荒くれ男です。
    この男が、未亡人に恋をした。
    しかし、そのまま、去っていった。
    その後、酒におぼれる、毎日だった。
    ある雪の日に、いつもの様に、酒によって、雪道を歩いていて、
    そのまま、寝込んでしまった。そして、凍死をした。

    松五郎の預金通帳には、未亡人と、子供名義があり、2つとも、全く、手を付けてなかった。そして、ご祝儀を貰ったが、これも、手を付けてなかった。
    未亡人は「松五郎さん、申し訳ない」と言って、これが、最後の場面となる。
    おそらく、松五郎は、この二人の将来のことを、考えての、ことだったのだろう。




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    風車の弥吉さん
    2024/5/18 14:40
    こんにちは。

    叶わぬ恋にやけ酒を。

    そして孤独死とは。

    やはり無法者の一生は、哀れですね。
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    堅実さん
    2024/5/18 14:53
    風車の弥吉  さんへ

    「叶わぬ恋にやけ酒を。
    そして孤独死とは。
    やはり無法者の一生は、哀れですね。」

    ありがとう、ございます。
    男の、生き方を感じます。
    一途に、考えたことなのでしょう。

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