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シコリ玉(ぎょく)

時々、目にするシコリ玉というのに興味があり、調べてみました。
株価の本質的な価値を求めるファンダメンタルとは異なりますが、株価に織り込まれる特有の要素のようです。
端的にはチャートの支持線として見ることができますが、その本質を突き詰めると中々面白い概念だと感じました。

シコリ玉というのは、昔からの株式取引で使われるスラングで、人体でいうコリ=シコリという部分から生まれたようです。
具体的には、高値買いや安値売りで仕掛けてしまって処分できずに塩漬けになっている取引、という意味で使われています。
これを象徴的に示したのが支持線ですが、シコリの本体を知ることはできません。
しかし次の4点から間接的にイメージすることができるので、この曖昧さが面白味につながっているようです。
 
1.株価の推移
直近で大きな下落があった時、高値で買った投資家がいるはずで、これがシコリになっています。
2.出来高
出来高が大きいとき、その値段で買っている投資家が多数いるはずで、これもシコリになっています。
3.価格帯別出来高
購入価格帯の出来高を確認することで、シコリを類推することができます。
SBIだとハイパーを使わないと表示できないようです。
4.回転日数
信用取引での返済までの平均日数を示したものです。
これが長くなっていると塩漬けになっているシコリを暗示します。

とても面白いエッセンスです。
理屈を知っただけではすぐに活かせませんが、日々の取引の中で意識してみて自分の評価軸に加えていきたいと思います。

★参考サイト

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