まはいさんのブログ

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投資歴25年振り返り 勝ち抜け方針

株式投資を始めてから25年経過です。

平成11年9月10日に 全日本空輸 を 385円 で 1000株 買ったのが最初でした。その買付にあたり、買付手数料 4,648円 、加えて今では無くなった名義変更手数料 525円 を支払っており、ネットが無かった時代とはいえ隔世の感が有ります。

新年にあたり、25年分の反省を基に戦略の練り直しです。

累積投資成績推移 ↓ クリックで拡大

年末時点での、含み損益を含む税引前損益の累積推移です。
これを分解したものが、下段の投資額推移です。

投資額推移 ↓ クリックで拡大

日頃から注目しているのは、上段の累積投資成績推移ではなく、こちらです。
特に、投資純額残高です。この赤の棒線の伸縮がお金の動きです。

ここ12年の平和
平成24年以降、波は有れど右肩上がりに投資成績を積上げて来ました。
自分の投資技能が向上したと錯覚してしまいそうですが、平和な投資環境が長く続いたお陰というのが本当のところです。

12年以上前の惨憺
悪夢の1年 平成13年9月~平成14年7月
同時多発テロ事件
エンロン事件
ワールドコム事件

1年のうちに3度も株価が大暴落しました。株式市場の洗礼を受けた気がします。
幸いなことに株式投資を始めて日が浅かったので、この機会に株を買い進めましたが、平成14年は累積投資成績が赤字で暮れることになり、あまり楽しくなかったです。
ライブドアショック 平成18年1月
IT銘柄総崩れとなり、私がIT銘柄ばかり保有していたことから大損害のうちに退場を進めるしかありませんでした。
一方で株式市場は好調でしたので、自分だけが損をしている情けない状況でした。分散投資の大切さが身に沁みました。
リーマンショック 平成20年9月
筆舌に尽くしがたいです。
私としては、ライブドアショックの焼け残りが全部焼けたようなものでしたので、むしろライブドアショックより軽症でした。
平成20年は、途方もない含み損を抱えて暮れました。
東日本大震災 平成23年3月
リーマンショックの整理が終わらないうちに来ました。
当時の私の主力銘柄の エイベックス は自粛の世相で特に痛かったです。
自粛経済を骨身に染みて理解できたので、後のコロナ禍でむしろ利益を出すことができました。というのは後付けの言い訳です。保有株式のリスクを良く見ていなかったことを猛省しました。
勉強不足から、大震災を免れたのに、二次被災してしまいました。

勝ち抜け
ソフトバンク 孫正義社長から学びました。
ただ、当の孫社長は、今では投資が大きくなり過ぎて得意の勝ち抜けが出来なくなったようです。
小泉劇場 平成17年
私は、小泉純一郎政権の骨太の方針から大きな投資利益を得て浮かれていました。
浮かれていないで勝ち抜けしていれば、その後のライブドアショックリーマンショックも軽微な損害に抑えられたはずでした。
後になって ソフトバンク 孫正義社長がしっかり勝ち抜けしていたことを知り、胸に刻みました。
アベノミクス 平成25年
意識して勝ち抜けを進めましたが、結果的に売却が足りませんでした。その後2年にわたり含み益を溶かしてしまいました。
トランプ旋風 平成29年
本気の本気で勝ち抜けを試みました。平成30年にかけて保有株式の半分を売却しました。
そこで抜けていなかったら、令和元年のアップルショックの損害は大きかったはずです。逃げたお陰で、アップルショックは私にとって絶好の買い場になりました。
ソフトバンク 孫正義社長は、ここで逃げられなかったです。身の丈を超えた投資は小回りが利かないと、他山の石とさせていただきます。

勝ち抜け時?
昨年、令和5年は、良く解らないけれど株価が騰がりました。
勝ち抜け時なのか?
小泉劇場アベノミクストランプ旋風、いずれも旗振りが居たけれど、昨年は何もありませんでした。
少なくとも岸田は何もできていません。
12年の平和はいつ終わるのか?
この12年の投資環境は、あまりにも平和でした。
アップルショックも過去のショックに比べれは調整と言っても良い程度でした。
東日本大震災は天災ですが、リーマンショックまでは度重なる株式市場の変調で叩きのめされていました。
この平和な投資環境も、どこかで突然に終わる気がします。
杞憂かも知れませんが、リーマンショックのような無力感を味わうのは、何としても避けたいです。

勝ち抜け準備
念のために幾らか勝ち抜けしておこうかとも考えましたが、上掲の下段の投資額推移を見ての通り、トランプ旋風で勝ち抜けして以来、アップルショックの際の買戻しを除けば、逃げっ放しで追加の資金投入はしていません。
何となく終わりが近い気がして逃げ続けてきました。
そのため、今の今に、念のために回収しておくべき資金は無いと自己診断しました。
そのうえで、いつでも逃げる心構えをしておきます。
おそらく今年の大統領選挙が勝ち抜け時になると予想しています。
前もって逃げて利を取りこぼすのは愚なので、何か旗が上がった時に根こそぎ売り抜ける準備をしておきます。
6件のコメントがあります
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    soltさん
    2024/1/2 08:14
    はじめまして
    拝読し、これまでの時代を色々思いだしました。
    ライブドア〜リーマンショックは大変お辛かったと思います。相場に立ち続け今素晴らしい右肩上がり!
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    まはいさん
    2024/1/2 14:46
    solt さん はじめまして、コメントありがとうございます。

    ここ12年の投資環境が平和過ぎて、得体の知れない違和感が溜まってきたので、文章に纏めてみました。

    小泉劇場の利益が残っていたのでリーマンショックは我慢できました。
    平成20年のリーマンショックでは、平成9年の山一ショックを取り返せないまま引導を渡されて株式市場から退場した先輩方が少なくなかったです。
    山一ショックからリーマンショックまで11年、そして今はリーマンショックから15年、昔を思い返すと身震いしてきます。

    私は蚤の心臓で株式投資していますので、あまり参考にしないほうが利益を取れると思います。
    ご健闘をお祈りいたします。

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    overさん
    2024/1/3 12:34
    まはいさん、明けましておめでとうございます。

    最後の一行はまさに僕の事かもしれません。前もって逃げて利をとりこぼした2023年かもしれません。そしてこの先、旗が上がっても気づかず逃げ遅れそうです。

    それはそうとリーマンショックは辛かったです。毎日暗い気持ちでいたのを覚えてます。野田さんが総選挙をやると国会で発言してから上がり始めまたと記憶してます。感謝するのは安部さんだけでなく野田さんもかもしれません。

    そういえば2023年はバフェットが商社株を買ってると報道されてから拍車がかかったように思います。永遠の素人である僕の受けた感じですけど。
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    まはいさん
    2024/1/3 14:14
    over さん 明けましておめでとうございます。

    確かに野田首相は立派な総理大臣でした。

    昨年の上昇は、国内株式は良く見ていなかったので何とも言えませんが、米国株式は生成AIで堅調でした。

    今年はアメリカ大統領選挙ですから、少なくともトランプさんは黙っていられないと予想しています。そして、トランプさんが何かすると予想するのは世の中の大多数の投資家の共通認識と思っています。
    そこが、良くも悪くも潮時になると見立てています。その日まで雌伏します。
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    りす栗さん
    2024/1/3 14:21
    こんにちは。

    今年もよろしくお願いいたします。

    何か旗が上がった時に根こそぎ売り抜ける準備をしておきます。

    おお。いつになく燃えてますね。今年はこういうことが可能かも、と思えるような年回りになりそうだ、と感じています。

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    まはいさん
    2024/1/3 14:55
    りす栗 さん 明けましておめでとうございます。

    私の好む銘柄は、アメリカ大統領選挙の年に、年末から翌年にかけて不調になるという経験則があります。
    よって、売り抜けたいです。
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