木下 晃伸さんのブログ

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【投資脳*海外株】中国の外貨準備高、2兆米ドルの大台突破

【投資脳のつくり方~海外株バージョン~】
中国の外貨準備高、2兆米ドルの大台突破

■みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。

■昨日の米株高を受け、香港、上海と好調を持続しています。

特に、中国本土系の金融株を中心に買いが入ったことは、
投資家心理が少しずつ好転している証拠と言えるかもしれません。

本日も3つの海外情報をお届けします。
日々情報を頭に入れておく事で、見えてくることがあります。
マクロ、ミクロ両面から、また、アジア、欧州と幅広くお届けしたいと考えています。
それでは、本日もどうぞよろしくお願いいたします。


※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。

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●【中国】中国の外貨準備高、2兆米ドルの大台突破[経済]
●【イタリア】11月新車販売、30%減[車両]
●【韓国】サムスン、来年の投資30兆ウォンに拡大[経済]

※ニュース提供/NNAニュース
アジア版(http://news.nna.jp/
ヨーロッパ版(http://news.nna.jp/eu.html

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●【中国】中国の外貨準備高、2兆米ドルの大台突破[経済]

国家統計局の姚景源・総経済師はこのほど、中国の外貨準備高が2兆米ドル
(約186兆円)を超えたことを明らかにした。

中国の外貨準備高は今年9月末時点で
昨年同期比32.9%増の1兆9,056億米ドルに達しており、
2兆米ドルの大台突破は時間の問題とみられていた。
金額の詳細などは明らかにされていないものの、
引き続き世界一の外貨保有国となる見通しだ。中国産経新聞が伝えた。<全国>

【より詳しく】
10月末時点の主要国・地域の外貨準備高は、
中国(9月末時点)が1兆9,056億米ドルで最多。
以下、日本(9,777億米ドル)、ロシア(4,846億米ドル)、
台湾(2,782億米ドル)、インド(2,529億米ドル)と続き、韓国は6位だった

その韓国、韓国銀行によると、11月末現在の外貨準備高は
2,005億1,000万米ドルで前月比117億4,000万米ドル減少した。
2005年1月(1,997億米ドル)以来、3年10カ月ぶりの最低水準となった。

背景には、米国発の金融危機対策を目的として、
外貨準備の中から米ドル資金を市場に供給したことに加え、
ユーロや英ポンドが対米ドルで続落したため、
米ドル換算額が大幅に減少したことがある。
項目別にみると、有価証券は1,821億5,000万米ドルで全体の90.8%を占めた。


●【イタリア】11月新車販売、30%減[車両]

運輸省が発表した11月の新車登録台数は13万8,352台となり、
前年同月比29.5%減少した。これで11カ月連続で市場が縮小したことになる。

フィアットはグループで4万3,277台と28.6%のマイナス。
主力の「フィアット」が28.9%減らしたほか、
「ランチア」「アルファロメオ」もそれぞれ25%、
31.3%落ち込んでいる。ただシェアは1年前の30.9%から31.3%に改善した。

【より詳しく】
外国メーカーではフランス勢の不振が目立つ。
プジョーとルノーがともに約半分に落ち込んだほか、シトロエンも13.7%減少した。

ドイツ車は米ゼネラルモーターズ(GM)系のオペル、BMW、
メルセデス・ベンツのいずれも前年を大きく割り込んだ。
日本勢はトヨタ(レクサス含む)とホンダがいずれも40%以上減少している。

1~11月の累計で見ると、全体で前年同期比13.4%減の201万8,587台となっている。

また、イタリアだけではない。比較的好調だったフランスも厳しい。
仏自動車工業会(CCFA)が2日発表した
11月の新車登録台数は前年同月比14%減の14万5,918台となった。
1~11月の累計では189万6,622台と
1年前からなおも0.8%のプラスを確保しているが、通年で前年を上回るかは微妙だ。

11月はとりわけ外国車の不振が目立ち、合わせて18.5%減少。
中でも米ゼネラルモーターズ系「オペル」、「メルセデス・ベンツ」、
「BMW」のドイツ勢の落ち込みが激しい。日本車もトヨタ(レクサス含む)と
スズキがそれぞれ22.7%、29.7%のマイナスだった。


●【韓国】サムスン、来年の投資30兆ウォンに拡大[経済]

サムスングループが来年度の投資と雇用規模を今年より拡大する計画だ。
投資規模は今年の27兆8,000億ウォンから来年は30兆ウォンに、
大卒新入社員の採用人数は今年の7,500人から来年は8,000人以上に上るとみられる。
売上高は200兆ウォン以上に設定した。

【より詳しく】
同グループの関係者によると、世界的に景気が下向きにある中、
攻撃的な投資で、世界シェアを拡大する機会と判断したという。
また、雇用を拡大することで、
裏金疑惑でダウンした企業イメージを一新する狙いもあるとみられる。

サムスングループのほか、SKグループは投資規模を今年の8兆ウォンから来年は
約9兆ウォンに、採用人数も今年の3,000人より約10%増やす方針。
両グループの流れを受けて、現代・起亜自動車やLGグループも
投資拡大に乗り出すとみられる。3日付毎日経済新聞が伝えた。


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 編集後記
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これから日本企業においてリストラモードが本格化していきます。
もちろん、中心となるのは人件費削減。

それは、世界各国共通のこと。

韓国では、就職ポータルサイトのキャリアとサラミンが年末ボーナス支給について調査したところ、「支給を予定していない」との回答は、キャリアは
60.0%、サラミンが58.9%に上っているそう。


これだけ世界が同一に動く事は今までに経験した事がないことです。いつに
なったら回復するのか、目先は悪いニュースばかりが続きますが、今回お伝
えしたサムスンのように、パワーある企業や人はこの苦境をチャンスに変え
ていくことでしょう。


目先もそれはそれで重要ですが、このタイミングは、10年タームで大づかみ
する姿勢こそが求められていると思います。


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株価は暴落してしまった中国。
バブルが弾けたということは、たしかに株式市場に当てはまっています。

しかし、これからビジネスの世界で中国が
世界で存在感を発揮することは間違いありません。
当然、株式市場においても、中国、香港は
再び息を吹き返すときがあるに違いないのです。

もちろん、その時機がいつ来るのかは難しい。
だからこそ、日々情報に触れながら
“来るチャンスを待つ”ことが重要だと思うのです。

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詳細な解説を試みています。
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ご興味がある方は、こちらからご覧いただければ幸いです。

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