木下 晃伸さんのブログ

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【投資脳*海外株】7割が「利益を楽観視」、EU企業の中国事

【投資脳のつくり方~海外株バージョン~】
7割が「利益を楽観視」、EU企業の中国事業

■みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。

■前日の米国大幅株安を受け、アジア各国の株式市場は下落となっています。
ロンドンも反落して始まっています。

では、状況はどうか。意外にも楽観的な動きも見られます。

今回は、中国、インド、ドイツの状況をお伝えしています。
それでは、本日もどうぞよろしくお願いいたします。


※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。

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●【中国】7割が「利益を楽観視」、EU企業の中国事業[経済]
●【インド】テロによる経済損失、5000億ルピーか[経済]
●【ドイツ】小売業界、クリスマス商戦で1%増収の見通し[商業]

※ニュース提供/NNA(http://www.nna.jp/
著者により一部文章が削除、変更されるケースがございます。

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●【中国】7割が「利益を楽観視」、EU企業の中国事業[経済]

中国に進出する欧州連合(EU)系企業の商工会、
中国EU商工会議所が先ごろ行った調査で、EU系企業の70%が、
中国市場における自社の純利益の伸びについて
「楽観視している」と回答していたことが分かった。
また半数以上の企業が来年に人材の増員を行う意向があるとしており、
欧州企業の間で、中国事業の拡大を継続する傾向が
依然強いことを表した数値といえそうだ。

【より詳しく】
調査は中国事業を展開する約250社を対象に、今年6~9月にわたって実施された。
昨年の業務収入が100万ユーロ(約1億2,460万円)以上の大型企業のうち、
自身の中国事業について、今後大きく伸びると予測していたのは全体の83%。
今後2年間の業績についても66%が「楽観視している」とした。

また52%の企業が、中国市場での利益増に向けて
「第一に重要なのは市場の拡張」とも回答。
半数以上が中国における市場拡大に意欲を見せていることも明らかになっている。
中国での研究開発(R&D)の開始または拡張を予定している企業は全体の20%で、
すでにハイテク企業のうち40%はR&D業務の開始または拡張に着手済みという。
同会関係者は「中国がいまだ、EU系企業にとって最も重要な新興市場であることを
証明する結果となった」などとしている。

ただ今年または来年に「黒字を計上できる」とする企業は62%にとどまり、
割合は2年前の調査と比べ20ポイントほど減少した。
同会関係者は、調査が行われたのが9月までであることなどを挙げ、
このところの世界経済の減速などから
「現在はさらに減少している可能性もある」とも分析している。<全国>


●【インド】テロによる経済損失、5000億ルピーか[経済]

先月26日にムンバイで起きた同時多発テロ事件による経済損失額が、
5,000億ルピー超に達するもようだ。

【より詳しく】
エコノミック・タイムズ(電子版)によると、
正確な損失額が出るまで数週間を要するため、
政府機関や調査会社などが差し当たっての概算を発表。
27~28日の見積り損失額は、ビジネス活動が約5,000億ルピー、
外国為替取り引き約200億米ドル。

ムンバイは世界第2の急成長を遂げている経済圏として、
世界的不況の改善への貢献が期待されていた。
政府は自国の経済成長率を7.5%に下方修正したが、
不景気に苦しむ多くの先進国に比べ、痛手は少ないとみている。

国際コンサルティング会社のインダス・ビュー・アドバイザーズの調査によると、
ムンバイは世界のトップ10に入る商業都市で、
国内総生産(GDP)の5%、関税収入の60%、貿易と所得税収入の各40%、
中央物品税収入の20%を創出しているという。
さらに法人税のうち4,000億ルピーがムンバイの企業・団体が納めている。
工業生産高の25%、海運業の40%、資本取引の70%も同市が占める。

また、ムンバイの1人当りの年間所得は4万8,954ルピーで、全国平均の約3倍に上る。


●【ドイツ】小売業界、クリスマス商戦で1%増収の見通し[商業]

ドイツの小売業界がクリスマス商戦の販売不振を回避できそうだ。
ドイツ小売業連盟(HDE)がこのほど実施した調査によると、
今シーズンの全体的な売り上げは1年前を1%上回る747億ユーロに達する見通しだ。

【より詳しく】
HDEは景気の悪化にもかかわらず、「滑り出しは好調」とコメント。
買い物を控える動きはみられないとしている。
特に宝飾品やナビゲーション機能が付いた携帯電話など、
比較的高額な商品が人気という。

書籍店や宝飾品・香水販売を手掛けるダグラスのトップは
経済紙ユーロ・アム・ゾンタクとのインタビューで
「来店客数は明らかに増えている」と話している。

一方、独小売最大手のメトロは先に
「今年のクリスマス商戦は前年並み」との見通しを示していた。


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 編集後記
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飲食店の新設ラッシュが続くベトナムの首都ハノイに
同国初のメード喫茶「MOE」(「萌え」の意味)が誕生したようです。

いろんな意味で日本の文化が輸出されているんですね。
文化の交流、楽しい事です。


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