ハーバー研究所の売買予想

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売り予想

分かってはいたが、業績予想の大幅下方修正。

予想株価
1,780円
現在株価との差-233 (-11.57%) 
登録時株価
2,181.0円
獲得ポイント
+43.54pt.
収益率
+7.70%
期間 長期(数ヶ月~数年)
理由 業績(会社計画の修正発表を含む)
前回の「売り」での目標株価は予想より早く突破したので、改めて「売り」の再予想。

ここ最近の決算の度に言っていたことだが、今回(2022年第3四半期)においても、「新型コロナまん延による消費マインドの冷え込みによる業績悪化」の一点張りであった。
新型コロナまん延は業績において逆風となることは当然その通りではあるが、当期においては新型コロナによる業績への影響はある程度事前に織り込めることであり、予期せぬできごとであったはずがない。そのような中で、業績予想のこれほどの大幅下方修正が「新型コロナまん延の影響」が理由として妥当とは思えない。

そもそも、外出自粛や人流抑制の影響が軽微な通信販売においても売上が減少しているし、化粧品の中でもファンデーション等といった人流抑制の影響を受けやすい商品の売上比率が高い同業他社の業績が緩やかに回復する中、影響をほとんど受けることのない「基礎化粧品」の売上比率が高いこちらの会社の業績は悪化している。
つまり「新型コロナまん延による影響」というより「他社と比べて新型コロナまん延による社会の変化に合わせたシフトチェンジに出遅れたことによる影響」と言うのが正確なのではないか。
つまり、「単に潮目の変化に対応しきれなかったが故の業績悪化」ということを示唆しており、新型コロナが終息することでハッピーエンドになるとはなかなか思えない。

加えて、下半期はほぼ一方的に株価が下がっていく中で、逆に信用買残はほぼ一方的にひたすら積み増されている状況であり、仮に多少のポジティブインフォメーションがあったとしても、どのみち当面上値は重そうではある。

このような当初の業績予想と大きく下方に乖離することは第2四半期の時点で察知できていたずだったし、その時点で下方修正報告をなぜしなかったのだろうか。
もともとこの会社は業績予想の修正は(恐らく大した理由もなく)第3四半期に行う傾向があるようだから、単に今回も同じようなノリで「いつもと同じ第3四半期にすればいいか」と雛形的に決めたとういうことなのだろうか。
いずれにせよ経営陣は株価や株式市場にはあまり関心がないのかもしれない。
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